![アメリカ・ノースカロライナ州にある日本人向けの牧場「グリーンウェイランチ[GREENWAY RANCH]」ブログ](../img/head.gif)
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Apr
11
2013
7年前、牧場の工事に明け暮れていたとき、引越しした家の前に小さな2本の苗木を左右に分けて植えた。
記念にと思い、1人でささやかな植樹祭をした。
どんな木なのか、いつもの悪い癖でせっかちな私は一緒に付いてきた説明書を読まずに植えた。
多分、成長したら自分の背丈くらいになるのだろうと勝手に思っていた。
ところが人の予想を無視して家に向かって左側の木は、年月と共にドンドンと伸びて家の屋根のてっぺんに届くほどになった。
それと反対に、右側の木はいつまで経っても私の腰の高さより伸びることがなく、植樹して数年経った一昨年あたりからやっと遅れを取り戻すかのように急に成長しだした。
植物のことは分からないが、やっと根っこがしっかりと張りだして栄養が取れるようになったのかなぁ・・・、
とその成長ぶりを感心しながら喜んだ。
2013年は4月の声を聞いてやっと春らしくなってきた。
3月下旬で放牧地の水桶にうっすらと氷が張ったり、4月4日にはみぞれが降ったりと、このあたりでは珍しく長い冬だった。
雨量も多く北からの強風も続き、やっと大きくなってきた晩熟の木が、風のあおりを受けて少しずつ斜めに倒れてきた。
日が経つにつれ木の傾きはその度合いを増していったので、研修で滞在していた津田さんに相談し、地面に杭を打って木を支えることにした。
最初は、トラクターで木を押して位置を修正するプランで、津田さんに枝を押さえてもらう事にした。

バケットを上げてガガガァー、とトラクターを前進させると木の枝を押さえている津田さんがなにか言っている。
耳に手をあてて、「聞こえないょー!」とゼスチャーしたら、また彼女が笑みを浮かべながら何か言った。
作業を中断したくなかったが、仕方なくトラクターのエンジンを切って「どうしたの?」と聞くと、
「巣が・・・、鳥の巣がありますよ。」
トラクターから降りてどれどれ、と彼女の手の先をのぞき込むと鳥が静かに巣の上に座っていた。
周辺ではトラクターの騒音や人間がウロウロとしているのに肝の据わった物腰だった。
親鳥の「何があってもここはけして動かない。」という決心が伺えるような姿がとてもけなげだった。

「鳥の巣に気がついてよかった。 このまま押してたら巣をつぶすところだったよねぇ。」と2人で話をしながら、木にヒモをかけて反対側から引っ張る作戦に変更。
慣れない作業に、あーでもないこーでもないとやっとのことで木を真っ直ぐにしたのは良かったが、反対側にある鳥の巣を見に行くと大変なことになっていた。
事前によく考えれば分かることなのに、木を真っ直ぐにしたことで今度は鳥の巣が斜めになってしまったのだ。
親鳥は可哀想に傾斜した巣に座っていられず、すぐ側の枝につかまっている。
かろうじて1羽のヒナは巣に残っていたが、もう1羽は地面に落ちていた。
困ったことになった・・・、と思いながら落ちたヒナを巣に戻し、傾いた巣を近くから拾ってきた枯れ草でなんとか水平にしたが、その騒ぎで親鳥はどこかへ飛んでいってしまった。
「人が触った巣やヒナに親鳥は戻ってくるかなぁ・・・」と言うと津田さんは、
「以前、雀の子を巣に戻したことがあったけど、親はまたそのヒナを地面に落としてしまいました。」
あぁ・・・こうなったら自然の成り行きに任せるしかない。
気になりながら、その場を離れ夕方まで馬の作業にもどる。
数時間後、仕事が終わって家に入る前にそっと例の木を覗くと、嬉しい事に親鳥がまた巣の上に座っていた。
よかったぁ!大きく安堵のため息が出た。
翌日、親が戻ってヒナを抱いていることを津田さんに話し2人で喜んだものだ。
それからというもの私は朝と夕方、親鳥を刺激しないように遠くからヒナの成長していく様子を楽しみに観察させてもらおうと思った。
ところが数日経ったある夕方、いつもいる親鳥が見えない。
今まで必ず見かけていたので、変に思い木の枝を静かにのけてみるとヒナが2羽巣の上で寝ているように見えた。
でも、よく見るとヒナは息絶えていた。 だから親鳥は巣を後にしたのだ。
そこで腐っていくヒナを放っておく気持ちになれず、巣ごと木の枝から取り出した。
小さなヒナは2羽、体を寄せ合って巣の端の方で死んでいた。
自然界では、無事に成鳥になる確率は少なくても、それも自然の摂理と納得できる。
だけど、このヒナ達は自分がやったことで死んでしまったわけで、2羽を手にとって見ている内に悲しくなってしまった。
それから数日間、寄り添って息絶えたヒナの姿が目に浮かびやるせない気分を味わうことになる。
2013/04/11 5:03:35 | リンク用URL
Apr
06
2013
あっという間の1ヶ月だった。
だけど、ずっと前からここにいるような、この先もずっとここで変わらぬ生活をしていくような、そんな錯覚もあって、終わってしまうことが未だに実感できていない。
ここではのんびりと時が過ぎていて日本の様にせかせかといつも何かに追われることがなかった。
そのせいか、馬達もみんなのんびりと穏やか。 それに広い放牧地でのんびりと草をはみながら過ごしている。
来て直ぐに生まれた子馬ももう放牧地に出て、思い切り走り回っている。
日本のクラブの馬達は、私達がせかせかとしているせいかどことなくピリピリしている。
とあるクラブではレッスンのお客様がひっきりなしに来て、つなぎ場がないから馬房で馬装されレッスンにかり出され、終わるとまた馬房で馬装を解かれ、そりゃストレスのたまった攻撃的な馬になっちゃうよな、と思ったことがある。
ここの馬達は初めて乗せてもらったときにはすごく大きなしっかりとした芯のある馬達だと感じた。
それはみどりさんも常に言っていて、馬に芯を作ってあげなくちゃいけない、と。 それを今回実感できた。
それともうひとつ大きく感心したのは、馬が「マイルドでシャープ」穏やかな心を持っているけれど、きちんと指示には従う。 決して重いわけでもないが、怖さを感じる敏感さではない。
ピリピリとした緊張感ではなくほどよい緊張感を持っている。 そう感じさせられた。
日本に帰ったら、せかせかした毎日が待っているだろうけど、ここで得た感覚を忘れず馬達と接していきたい。
「人を見るには馬を見よ」という言葉があるように私も自分の育てた馬を、自信を持って人前に出していけるようになりたい。
なかなか芯の弱い私だけれど、私自身がしっかりした芯を持っていなければ、ここでみどりさんに言われた芯のある馬を作れないだろう。
いつかは「良い馬を作るね。良い馬乗りだね。」と言われるようになりたい。
毎回馬をトレーニングするときには、自分の心の中でみどりさんの叱咤激励の声を思いながら乗ることにしよう。
2013/04/06 3:40:51 | リンク用URL
Apr
03
2013
2013年3月27日
「楽しく乗ること」も大事なのではと思う。「自分も馬も楽しかった」という一鞍。
トレーニングでプレッシャーかけてリリースを与えてが大前提で、そして楽しいと自分も馬も感じられたらぜったい人馬共に成長できる!と思う。
乗ることだけでなくて、リーディングやブレーキングもお互いが必死になりすぎず「これでOKだよ」プラス「楽しいでしょ?」と教えてあげたら馬も「またやりたい!」って言ってくれるんではないだろうか?
ここに来てずっと必死に乗りすぎてた。馬を良くすることやきちんと乗ることは大切だけど、必死になりすぎてはいけないよね。自分ばっかりが必死になってぐちゃぐちゃに頭がこんがらがって、それで馬もこんがらがっていたんだ。

チックのこと
チックは良い子なんだが、人間の型にはめられ過ぎてて乗っててもあまりリラックスが伝わってこない。みどりさんが言うようにカクッと無理に顎が入ってくる。みどりさん曰く、無理に作られた入り方らしい。一緒にひきうまで歩いていても手入れしていても少し挙動不審なところがあって自己主張を抑えられた感じはする。
でも自分を抑えている分、乗り手が「こうしたいんじゃないの?」とくみ取って、中途半端な指示でも我慢してやってくれている。だから私みたいなのが乗ってもちゃんと動いてくれるんだろうね。チックは人に乗られたら、いろいろ考えて、気を使ってくれて、だからリラックスできないんだろうね。チックがリラックスして人と接してくれるようになってほしい。
2013/04/03 22:47:09 | リンク用URL
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