アメリカ・ノースカロライナ州にある日本人向けの牧場「グリーンウェイランチ[GREENWAY RANCH]」ブログ

2017.September

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Aug

29

2017

ホースセンス (男女の差)

(このブログはレイニングに限って言えることなのかもしれない?!)

世界中には色々なスポーツがあって、必ずと言ってよいほど順位を競い合う。
順位を競うからには、そのスポーツに沿ったルールがあり
多くのものは男女が区別されて行われるのがほとんど。

ところが、馬術に関しては男女同じ条件のもとで優劣が判断されるため、
時に女性側としては不平等ではないか・・・、と感じることもある。
(まあ、これは一般論で男性と女性が同じ土俵で競うから面白味があるということもあるけれど・・)

馬術で良い成績を出すためには、馬の能力が最も重要な要素だが、
人の操作なしにして、競技はなりたたず、
馬の能力・プラス・馬を操る人の技量で結果に差が出る。

グリーンウェイランチの日常の騎乗作業は、
レイニングというウエスタン馬術を馬に教えていくことが主だが、
たまに男性が調教をしている所を見ると女性としてハンデを感じることがある。

ある時、それに繋がるとても興味深い発見をしたことがあった。

その日は、当牧場でファミリーピクニックが開催され、
BBQと乗馬をコラボレーションして集まる人たちに楽しんでもらうというイベントだった。

約20分ほどの初心者相手のレッスンを自分一人で15人程こなさなければならなかった。
グリーンウェイランチでは、部班や外乗といった一度に人数をこなす
乗馬方法は行ってないのでどうしてもマンツーマンのレッスンになる。

当日は、馬を取り替える暇はなく、1頭大人しい馬を使って調馬索で
「ハイ、次・・・、ハイ、次・・・」 とレッスンを行っていた時のことだった。

DSC02277.JPG


(調馬索でのレッスン風景)

ーー乗馬、簡単な説明、常歩、ちょっとだけ速歩、下馬、次の人に交代ーー
の繰り返しで、馬も指導する方も飽きてきたイベントの後半に入った時のこと。

普段からよく動かしている馬なので疲れてというより、
同じ動作の連続ですっかり飽きてしまっていた。
動きがとても怠慢になり、追い鞭で馬のやる気を起こさせるのに
こちらもヘトヘトの状態だった。

そんな時、
年齢、身長はほぼ同じで乗馬は初めてという若い男女が次のレッスンに来た。
最初に女性がまたがり、馬は鞭に促されて渋々動いてやっとのことでレッスン終了。

ところがそのすぐ後に男性が馬にまたがった時である。
常歩をさせると、怠慢になった馬はぐっと腰を入れて力強いリズムで動いてくれたのである。
先に乗った女性とその男性の違いは体重の差と、それに伴う筋肉量の違いくらいである。

私は、馬の動きの変貌に目を丸くしながら、男性が持つ馬に対する身体的影響力の違いに、
とても感慨深いものを感じたのを思い出す。。

ちなみに、レイニングの競技会のトップクラスで優勝する選手はほとんどと言ってよいほど、
体格の良い、どちらかというと体重が重めの男性達である。

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(ダイナミックなスライディングストップ。これも乗り手の体重と馬を押す力が物を言う。)












2017/08/29 2:58:12 | リンク用URL

Aug

09

2017

みどりのThat's 録 (日本への旅)

流れ任せ、人任せで生き方を決めてしまう気ままな性分だが、
どうでも良いような細かいこだわりは持っている。

例えば乗り物に乗る時の座席の位置。
特に長時間乗る飛行機では必ず窓側を指定し、
空席がないときは便を変えてでも窓側に固執する。

周囲の人は、通路側のほうが動き易くて良いというが、
奥に座っている人がトイレに行く際、座席を立たなければならないし、
機内サービスの時は目の前を物や人の手が行ったり来たり、
通路の往来も気になってリラックスできないからだ。

機内では可能な限り目の前にある飛行状況の画面に目をやって、
窓から遥か下の陸地や海を眺め、
また雲海を見ながら空中移動を楽しむ。

建物があれば、あそこに色々な人たちの生活があるんだなぁ・・・とか、
山や海を見ればそこに生息している生き物に思いをはせる。

飛行機が低空飛行を始め成田空港に到着間近になると、
必ず探すのは美穂のトレーニングセンター。
JRAの競走馬を調教する大規模な施設で、
楕円形の走路が2面あり、近隣には沢山の厩舎と馬関係者の住まいがある。

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(写真はWikipediaから引用)

無事に日本の地を踏むことができると、
私には日本帰国の翌日に必ず会わなくてはならない人がいる。

馬を通して知り合い、そろそろ40年近くになろうかと思われる写真の人、
通称 「ツーコさん」。
友人と簡単に言ってしまっては罰が当たりそうな存在で、
様々な場面で何十年と力になってくれている。

長い間、私が安心して日本を離れていられるのも彼女がいてくれるから。
銀行の通帳と印鑑、カードを預けていて、
アメリカで資金が必要になるたびに送金してもらい、
日本で支払いが必要な時は代わりに手続きをしてくれる。

牧場を持つまでの歩みや金銭状況など、
家族より私の事を知ってる、唯一の人かもしれない。

それだけでも十分ありがたいのに、
毎月ツーコさんは、私が好みそうな日本のテレビ番組を録画して
10年以上一度も欠かさずに送ってくれている。
その年月と回数を考えると、ただ、ただ感謝の念に浸ってしまう。

お陰様で、日本の時事に遅れることなく、研修生やゲストが訪れても、
日本の話題についていけるので本当に助かっている。

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(日本帰国の初日、お互いに積もる話がつきない。
ZORROのオーナーが向かい合って話している所を撮影してくれた)

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そしてツーコさんと一緒に会ったのは同じく馬を通して知り合った、
ジュエリーデザイナーの今井さん。
このオシャレで素敵な紳士は、原宿にZORRO (ゾロ) というお店を経営していて、
貴金属を独自の感覚でデザイン、加工、販売するのがお仕事。

服やバッグ、靴は頓着することないが、
ヒカリもの好きな私は、会社勤めしている頃よくアクセサリーを買ったことがあった。
いつの間にかジャラジャラと集まった小さいアクセサリーを ZORROに持って行き、
世界で一つだけの形にリフォームしてもらう。

この前の日本帰国の初日にも、ツーコさんと一緒にZORRO へ出向き
もう身に着けることのない眠っているアクセサリーを今井さんにお願いした。
そして出来上がったのがこの指輪。

完成前にアメリカに戻ったので手元にはないけど、
そのうちどのような機会でいつ手元に届くのか・・・、
そんなことを考えながら実物を見る日を期待するのが今の楽しみ。

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2017/08/09 22:51:41 | リンク用URL

Aug

04

2017

みどりのThat's 録 (ヒアリ)

馬を飼育管理するのは、1年365日の仕事。
毎日、必ずやらなくてはならない作業があるので貧乏暇なしの生活だけど、
初夏から初秋にかけては他の作業も加わり更に忙しくなる。

まず、草刈り。
2週間ごとにガァーガァーとトラクターをうならせながら、
牧場全体を草刈りするのに、1日半かかる。
どうしてもトラクターが入れないところは手作業で除草剤を散布する。

馬小屋の住人?が増えるのもこの時期。
クモがどこからかワッサワッサと出てきて、あっという間に巣を張り巡らすので、
クモを見つけてはシュッ、シュッと駆虫剤をスプレーして
巣をホウキではらい、馬小屋がお化け屋敷に変貌するのを防ぐ。

そして、今日本でニュースになってるヒアリ。
最初 「ヒアリ」と聞いて?? と思ったけど、ヒアリの「ヒ」 は「火」 だと気づき、
英語に直訳すれば ヒアリ=ファイアーアント。
頭の回転が鈍い自分に呆れながら、「そうなんだ・・・!」
「奴ら、日本に上陸したんだ!」とビックリした。

ファイアーアントは、
この辺ではごく普通に生息しているアリで特に大騒ぎするほどのものでもないが、
退治しないとドンドン増えて厄介なことになる。

私自身、何年か前に木っ端の中で冬眠してたファイアーアントにかまれたことがあった。
地中で暮らしてるアリは冬になるともぐったまま表に出てこないため
心配することはないが、まさか木っ端の中にいるとは知らず
それをたき火にしようと解体してたらチクッと指に鋭い痛みが走ったので見ると
1匹のアリが思いっきり人差し指に食らいついていた。

そのあと家に戻り、事務作業中に体に痒みを感じ調べたらウエストから足首まで
沢山の発疹が出てたのに気が付き慌てたことがあった。

放牧地にいる馬たちは慣れたもので、
ファイアーアントの巣の上はよけて暮らすが、
ここを初めて訪れるゲストには気を付けて頂くよう伝えることにしている。

もちろん駆除はするが、全部退治するのは不可能である。
牧場の両脇にある畑で農作業が始まると、巣をいじられるのを嫌うファイアーアントは、
ここまで引っ越してくるから厄介極まりない。

幸いなことに、ファイアーアントのアリ塚はすぐ分かるので
気を付けていれば被害に合うことはないし、
万が一踏んだとしてもすぐ足をどければ かまれずにすむ。

なので、日本で騒がれているほど恐ろしいアリとは思えないが、
いないに越したことはないので、毎年駆除作業のため時間をかける。

スプレー式の大きなボトルに殺虫剤を入れて牧場内を歩き回り、
アリ塚を見つけては、薬を散布するというしらみつぶしの面倒くさい作業。
これを何回もやっていると僅かながらも彼らの暮らしぶりが分かってくるので、
生産性のない仕事だが興味深い部分もある。

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暑い盛りにやっつけるアリ塚にはまだ見たことはないけど、
春先と秋口のアリ塚はこんもりと高さを増し、駆虫剤をスプレーすると、
柔らかい砂の下から大量の卵が現われる。
それと一緒に、敵から卵を守ろうと対戦モードのアリたちもウジャウジャ出てくる。

卵と成虫にスプレーして、その下にいるであろう女王アリにも届くように、
駆虫剤を十分地面に滲みこませると、一丁上がりとなるわけだ。

ファイアーアントはかなりの働き者で、
夜涼しくなる季節の時は日中、日差しによって地表が暖かくなると
その熱で卵を温めるために彼らは地表のすぐ下まで卵を運ぶ。
そして、夕方気温が下がり始めると地下に卵を戻すのである。

迷惑千万なファイアーアントだが、なかなかどおして
彼らの働きぶりや種を守ろうとする果敢な様子には感心させられるものがある。

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まだ卵を見つけることができない平べったいファイアーアントの巣。










2017/08/04 23:24:07 | リンク用URL

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