アメリカ・ノースカロライナ州にある日本人向けの牧場「グリーンウェイランチ[GREENWAY RANCH]」ブログ

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みどりのThat’s録・(馬旅2019年 No. 04号) みどりのThat’s録・(馬旅2019年 No. 04号) みどりのThat’s録・(馬旅2019年 No. 04号)
みどりのThat’s録・(馬旅2019年 No. 04号) みどりのThat’s録・(馬旅2019年 No. 03号) みどりのThat’s録・(馬旅2019年 No. 03号)
みどりのThat’s録・(馬旅2019年 No. 03号) みどりのThat’s録・(馬旅2019年 No. 03号) みどりのThat’s録・(馬旅2019年 No. 02)
みどりのThat’s録・(馬旅2019年 No. 02) みどりのThat’s録・(馬旅2019年 No. 02) みどりのThat’s録・(馬旅2019年 No. 02)
みどりのThat’s録・馬に魅せられて (馬旅2019年 創刊号01) みどりのThat’s録・馬に魅せられて (馬旅2019年 創刊号01) みどりのThat's 録 (ウィリー)
みどりのThat's 録 (ウィリー) みどりのThat's 録 (ウィリー) みどりのThat's 録 (ウィリー)
ジョイのつらつら日記(ビフォーアフターのアフター) ジョイのつらつら日記(ビフォーアフターのアフター) ジョイのつらつら日記(ビフォーアフターのアフター)

Jan

16

2016

みどりのThat's 録 (入り口の拡張)

グリーンウエイランチで飼育している馬には2種類の乾草を与えている。
一つはこの地域で育つコースタルバミューダで砂地を好み、
いく度かブログに登場してもらっているジミーおじさんが育てているので入手は簡単。

ところが、もう一種類のアルファルファという栄養が豊富なマメ科の牧草は、
この地域では育たず遠くで生産されるのでいつも手に入れるのに苦労する。

車で30分ほど走ればフィードストア(動物の餌を売っている店)で買うことはできるが、
アルファルファは長距離輸送で来るため決して安い牧草ではい。
中間に販売店が入るとさらに値段は高くなる。
アルファルファ購入に際して、
フラットトレーラーを牽引して牧場とフィードストアを往復することや、
牧場に到着してからの積み下ろしなど女性には厳しい作業も伴う。

私は、アルファルファ購入にまつわる面倒な内容をクリアするのに、
産地から直接仕入れることをずっと考えていたものの、
そうするにはいくつかの問題点もありずっと二の足を踏んでいた。

まず、産地に注文するとバカでかいトラックで大量に輸送されてくるため
クオリティーの良い牧草を出荷し、それにまつわる連絡ごとをちゃんとするなど、
信頼できる農家さんを見つけなければならない。
届いた乾草がカビていたり、他の草や石などが混じっていると厄介なことになるからだ。

それに、注文したアルファルファを一緒に買ってくれる人も必要だった。 ・・・というのも、
トラック1台の積載量がグリーンウエイランチで飼育している馬の頭数に対して多すぎるし、
バーンには保管するスペースがないのと、一度に支払う金額が高価であるため。

そしてもう一つの問題は、晴れてアルファルファが牧場に届けられたとしても
運搬するトラックの全長が長くて牧場の入り口でターンしきれないのだ。

そのような問題を解決するために去年の秋ごろからずっと模索し続け
やっとアルファルファの生産農家さんと、
トラック1台分のアルファルファを一緒に購入することを
快く引き受けてくれる人を見つけることができた。

最後に、大型のトラックトレーラーが
牧場へ侵入可能にするため入り口を拡張しなければならない。

それにはディッチという大雨が降った時に水を逃がす溝を埋める必要があり、
12月中旬に、Department Of Transportation という政府の機関に連絡を入れた。
この機関は、コンクリートのパイプをこちらで買えば無料でパイプを接続し埋めてくれる。
毎年支払う税金はこのようなところに役立っているのだと思ったら、
まんざら悪い気はしなかった。

そして待つこと1か月近く経った1月12日、午前8時過ぎから1時間半かけて
1本1.2メートルのコンクリートパイプを3本埋める作業が終わった。

一日千秋の思いで待ったこの記念すべき日に、
その一部始終を写真におさめながら作業を見学させてもらった。

重機をまるで自分の体のように動かす運転手の技が素晴らしくて、
アルファルファ購入劇の最終段階に入った喜びとともに、
私の感動に輪をかけたハッピーな1日だった。



DSC02424.JPG


重機で先に買っておいたコンクリートパイプを運ぶ

DSC02437.JPG


両面通行の道路を規制しながら作業は行われた

DSC02447.JPG


掘って整えたディッチにパイプを入れ既存のパイプと接続する

DSC02451.JPG


砂利が入った土を降ろし踏み固めて終了

お疲れさまでしたー




2016/01/16 0:28:11 | リンク用URL

Jan

05

2016

みどりのThat's 録 (夢)

新しい年を占うのに初夢で判断するという方法がある。
1月2日から3日にかけて見る夢のことで、
さて今年の私の初夢は・・・、と楽しみに起きたもののさっぱり記憶にない。

でも初夢でふと思い出したことがあった。
去年のクリスマスイブに日本からいらしたゲストと色々な話をしたとき、
その方がグリーンウエイランチ創設の経緯に興味を持たれた。

私は質問に答えながら会話の中で、
「日本に住んでいた時に家から馬が見える風景が私の理想でした。」
・・・と20年以上前にしばらく胸に抱いていた夢を、ゲストに話すことで思い出したのだ。

だからと言ってなにを努力したわけでもなかったが、
その風景を心に描き日本で馬と関わり続けた結果、その流れでアメリカに移住した。
そして紆余曲折のすえ、今まさに自分が心にイメージしたものが見えるのに気が付いた。

昔、私が頭に浮かべた内容は家はログハウスで場所は日本だったが、
今朝、家の中で一番多く立ち仕事をする台所の流しの窓に 
馬たちが草を食んでいる穏やかな景色を見て深く静かな感動が胸の底で湧いた。
自分に初めて 「よくやった。」 とつぶやくことができた。

DSC02417.JPG


(4日朝の台所から見えた風景)


この仕事を選んだために、現実がもたらす苦難を必要以上に経験することもあるが、
苦悩より喜びの気持ちが最近は比重をしめるようになってきた。
結局、人生すべて自分が作り上げるドラマなのだ。
牧場を創立して10年目の節にしみじみとそう感じる。

ここまで来るのに理不尽な出来事に悔しい思いをし、心底怒りを感じることもあった。
挫折してふさぎまくり、失った命に泣いたこともある。
これからも難題は出てくるだろうし、力を振り絞らなければならない時もあるだろう。

そんな牧場運営の現実が嫌なら、辞めようとそう決意すればいいだけのことだ。
だけど、私にはどうしてももう一つ実現させたい大きな夢がある。
それができるまでは、なにがあっても笑いに変えながら目標に進んで行きたい。

DSC02414.JPG


(牧場をやっていなければ、こんな思い出を作る機会もなかった。)










2016/01/05 23:34:39 | リンク用URL

Jan

01

2016

謹賀新年 (いつやるの? 今でしょ!)

2016年 明けましておめでとうございます。

こちらは、日本より14時間遅れで新年を迎えます。
グリーンウエイランチがあるところは、
まだ大晦日で、研修生と早めの年越しそばを先ほど食べたところです。

日本とアメリカ間に実在する時差もさながら、
日本の流行語も私のところにはゆっくりと伝わってくるので、
時代遅れと笑わないで欲しいのですが、新年の抱負を何にしようかと考えていたところ
ポンと頭に浮かんだのが、

「いつやるの? 今でしょ!」  ・・・でした。


乗馬に関してのブログを書いている中で、
「メンテナンス」 シリーズを再公開し終わったあとに
「ホースセンス」という馬にまつわる色々をアトランダムに書いていこうと思っていました。

ところがそれを待っていると、馬に乗ったり、人にレッスンをするたびに
「これは書いてみたい」 と思うことが時間とともに薄れてしまうのです。

昔とくらべると時間の流れは加速度を増しながら過ぎていく時代です。
それを体のどこかで感じるのか、のんびりしている自分と勢いついている自分がいて、
その両者で摩擦が生じなんとも言えない感覚で気がせいてくる最近です。

そこで、私事ですが2016年の抱負は、やろうと思ったことは先延ばしにせずに
「今でしょ!!」
という感じで行動していきたいと思います。

次のブログでは、
馬と人の間に生じる時差
それが理由でレッスンの時に頭を悩ませる問題点、
を取り上げてみたいと思います。

またまた私事ですが、なんと今年は年女です。
それも大きな声では言いたくありませんが、か・ん・れ・き です。

・・・なのでどこまで走れるかは、気力はあっても体力しだいというわけですが、
馬や乗馬に関する私なりの気付きを話題にしていきますので、
皆様、どうか今年もよろしくお願いいたします。

IMG_0123 (2).JPG


早くは走れませんが、ゆっくりペースを乱さないように走り続けます。










2016/01/01 6:35:55 | リンク用URL

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