アメリカ・ノースカロライナ州にある日本人向けの牧場「グリーンウェイランチ[GREENWAY RANCH]」ブログ

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みどりのThat’s録・(馬旅2019年 No. 04号) みどりのThat’s録・(馬旅2019年 No. 04号) みどりのThat’s録・(馬旅2019年 No. 04号)
みどりのThat’s録・(馬旅2019年 No. 04号) みどりのThat’s録・(馬旅2019年 No. 03号) みどりのThat’s録・(馬旅2019年 No. 03号)
みどりのThat’s録・(馬旅2019年 No. 03号) みどりのThat’s録・(馬旅2019年 No. 03号) みどりのThat’s録・(馬旅2019年 No. 02)
みどりのThat’s録・(馬旅2019年 No. 02) みどりのThat’s録・(馬旅2019年 No. 02) みどりのThat’s録・(馬旅2019年 No. 02)
みどりのThat’s録・馬に魅せられて (馬旅2019年 創刊号01) みどりのThat’s録・馬に魅せられて (馬旅2019年 創刊号01) みどりのThat's 録 (ウィリー)
みどりのThat's 録 (ウィリー) みどりのThat's 録 (ウィリー) みどりのThat's 録 (ウィリー)
ジョイのつらつら日記(ビフォーアフターのアフター) ジョイのつらつら日記(ビフォーアフターのアフター) ジョイのつらつら日記(ビフォーアフターのアフター)

Dec

10

2015

みどりのThat's 録 (レイニング三昧)

ちょうどオクラホマでフチュリティーオープンファイナルがあった日、
レイニングに熱心なゲストが日本からレッスンを受けにいらした。
オクラホマの競技会を観戦するという選択肢もあったのに、
仕事の関係上3日間という短い休みをグリーンウエイランチで過ごされる。

今年の夏に旅の途中で牧場に立ち寄られ、2回騎乗して帰国。 
そして今回が2度目の来場という運びに。
時差のハンデに屈することなく、すごい集中力で3日間12鞍のレッスンを騎乗なさった。

私はレッスンを進めていく内に、ゲストの熱い姿勢に思わず力が入ってしまった。
馬場での位置の取り方、デパーチャー、サークル、ストレートライン、スピン、
馬の調整に至るまで、思いつく限りを説明させてもらう。


レッスン初日の夜は、絶妙なタイミングでフチュリティーのオープンファイナルがあった。
グリーンウエイランチに滞在中の研修生も加わり、事務室にところ狭しと椅子を並べて
皆で夕飯を食べながら競技会をPCでライブ観戦することにした。

馬が大好きな研修生は、レイニングをここで初めて経験している真っ最中で、
レイニングの競技を見るのもこの日が初めて。
画面を見つめながら、人馬のスピード感あふれる演技に驚いていた。


レイニング競技会の最高峰とも言えるオクラホマのフチュリティーを主催しているNRHA
(National Reining Horse Association) は、
1966年に創設され今年は50周年記念の節目になる。

そのためなのか、競技会の構成に工夫が施してあり、
今年はアナウンサーと解説者の対話を入れたり、
今は白髪頭になってしまったレイニングのパイオニアたちが、
昔のレイニングを振り返ってコメントしている映像を馬場の整地時に流すなど、
エンターテインメント的な要素が加わっていて大いに楽しめた。

人馬が演技中に行われる解説では、乗馬やライダーの紹介、
走行パターン(経路)の見どころやジャッジ目線でのコメントなどがタイムリーにあって、
その様子は、ちょうどフィギュアスケートのテレビ観戦を彷彿させた。

現地で実際の走行を見るのは臨場感が伴いエキサイティングであるが、
スクリーンを通して観戦すると、人と馬の一挙手一投足が鮮明に見て取れ、
それについてのコメントを聞くことができるのでとても良い勉強になった。


アメリカでは、ノンプロ(アマチュア)のライダーが自分の馬を調教して
競技に参戦するのはごく普通に行われている。
そして、今回いらしたゲストから、
日本も少しづつそのような流れが出てきているを知った。

馬に関してはその競技全般に興味を引かれるが、
縁があってレイニングにはまってしまった私としては、
50年の内にすごい変化を遂げているこの馬術の行く先が、
明るくて前向きな広がりを見せている様子に感慨深いものがある。







2015/12/10 23:48:22 | リンク用URL

Dec

02

2015

メンテナンス 5 (肩のドロップ?)

前回のブログで 「(馬の)肩がドロップ」するという表現を使いましたが、
一体これはどのような状態なのか、その説明に挑戦したいと思います。

(ドロップねぇ・・・、う〜ん)と、どう書いてよいのか考えていたら、
昔あった出来事を思い出したので少し綴らせて下さい。

もうかなり前の話ですが、
アメリカのある牧場でスピンのレッスン場面に居合わせた時のことです。
ノンプロの乗り手が、自分の馬にまたがりスピンの練習をしていました。
指導をしているのはその馬の調教を手がけた人です。

調教師は、ノンプロのオーナーが乗ると馬がいつものようにスピンをしないため、
ちょっとイライラしながら指導をしていました。
レッスンを受けている側も一生懸命やってはいるのですが、
馬をリズムの良いスピンにもっていくことができません。 

ノンプロの彼はとうとうスピンをするのを辞めてポツリと、
「肩がドロップしているような感じがする。」とつぶやきました。 
それを聞いた調教師は、「そんな事ない。」とムッとして言ったのですが、
その2人の意見の相違が妙に不思議に思えた出来事でした。

なぜなら、調教師が乗ったときのその馬のスピンは、
いつもスピードに乗った素晴らしい動きをするのを知っていたからです。
完成度は高いはずなのに、
スピンをちゃんとさせられないノンプロの技量と馬に対してのコメントは、
調教した側にとって面白くないのは無理もないことです。

ただ、私はこの時のノンプロオーナーが馬から感じたものも分かっていました。
私自身もこの調教師の作った馬のスピンは、
バランスが取りにくくて乗りづらいと感じていたので、
経験の浅いノンプロにとってこの馬のスピンの態勢は怖いものがあり、
速いスピードで回ることができなかったのです。

私がまだ日本にいた頃のことで、
「肩のドロップ」に関してもう1つ思い出したことがあります。

日本でレイニングの競技会が開催された時のことです。
競技会に招聘されたジャッジは、
NRHAのジャッジ委員会の会長を務めていたアレンミッチェルでした。

その競技会で、私はとても内容の濃いスクライブの経験と、
講習会の通訳をする幸運に恵まれました。
以前にもスクライブの経験は何回となく積んでいましたが、
アレンの時は本当のプロの仕事だと感動したのを覚えています。

彼の審査は正確で速く一点の迷いもないもので、
かなりの数の走行をジャッジした人からしか感じられないものがありました。

競技会開催中のアレンによる講習会では、レイニングの審査方法がテーマでした。
レイニングの演技を審査するときにどういった所に着目するのかということと、
ペナルティーの種類や判断の仕方、その時のペナルティーポイントについてでした。

レイニングの映像を見ながらの解説もあり、
その判断方法をアレンから聞いていたときのことです。
ある人がサークルで「馬の肩がドロップしている」、とコメントしたのです。
それを聞いたアレンは、
「トレーナーが馬を判断するように審査してはいけません。」と言いました。

彼の言わんとしたことは、競技の審査は、
NRHAのハンドブックにルールとして記載されている事のみをもとに行われるべきだ、
という意味でした。

もし、馬が肩をドロップさせて演技をしている場合、
マニューバーでプラスをもらう事は難しいかもしれません。
ただ、この時にジャッジが着目する点は、
ペナルティーがなく、大小のサークルがちゃんと左右対称に走行され、
そこにスピードコントロールがあり、リードチェンジも規定の場所で正確に行われるか、
といった内容です。

馬の調教をするとき、「肩のドロップ」はさせないようにそれぞれ工夫はあると思います。
しかし、その度合いを見極めるのは非常に繊細なことだと、
色々思い出しながらあらためて感じました。
極論を言ってしまえば、乗り手の好みや考え方によって異なるような気がします。

そういった理由から、「肩のドロップ」に関して、
ここからは私の独自の考えを述べさせて頂きます。

馬を真横から見ると、一番大きな部分はキコウを接点として丸を描いた部分です。
その下にある前足は、頭と首を含めた馬の体重の多くを支えています。

100_0498.jpg



それが馬の自然な状態ですが、レイニングなど馬術的な動きをさせる場合、
馬の前足にかかっている体重を後ろへ分散させないと、
レイニングのキレのある動きを馬にさせるのは難しいでしょう。

前の部分を軽くすることにより、スピン時の足さばきは軽快になり、
ストップは腰を低くしてスライドすることができ、ロールバックもシャープになります。
このような動きは、馬の前後のバランスを変えることでより洗煉されるわけです。

そして、もう1つに馬の左右のバランスがあります。
私はアライメントという言葉で表現していますが、
この左右のバランスを馬が取れるようになると、
サークル時や、ストレートライン、またリードチェンジなど
馬場に図形を描く上で正確さがでてきます。

騎乗時の馬の肩のあり方は、プロでも色々と意見の相違があるので、
何を持って正しいのかという判断は難しいですが、
明らかに馬の動きで分かる場合があります。

簡単な例をあげると、サークル運動をしている時です。
馬が円の線上から内に切れ込んで入ってきたり、
または外へ膨らむなど、綺麗な図形を描けないときは、
肩を含む姿勢(アライメント)のコントロールが必要となります。

馬が正確にサークルを描けないときは、乗り手の拳の使い方にも関係があるので、
次回はそれも含めてブログを進めたいと思います。






2015/12/02 8:45:10 | リンク用URL

Nov

29

2015

みどりのThat's 録 (サンクスギビング)

今、アメリカではサンクスギビングの連休真っただ中。
旅行をする人やブラックフライデーと呼ばれている大安売りの時期を狙って、
ショッピングを楽しむ人たちで世間は慌ただしい。

サンクスギビングは、ファミリーイベントをする時期でもある。
親戚家族一同が集まり、七面鳥をメインディシュにして
食卓を囲むのが通例となっている。

グリーンウエイランチでもせっかくのサンクスギビングにあやかり、
ささやかな集いをすることにした。

私は午前中にゲストと研修生のレッスンをすませると
そそくさと家に戻り、ターキーディナーの準備に取り掛かった。

久しぶりに七面鳥を焼くことになり、昔覚えたおぼろげな記憶を頼りに料理をする。
3人と一匹(犬のハナ)で食べるのにはちょうど良いサイズと思い、
数日前に調達した約5キロの鳥との格闘劇のゴングが鳴る。
七面鳥を焼くのは、おおよそ料理と呼ぶにはふさわしくない力仕事なのだ。

ターキーのお腹に詰めてある首と内臓を取り出すのに右手首を痛め、
シンクで下準備の際は腰に負担がかかって一人唸りながらの作業をした。

鳥のお腹に右手を突っ込んで詰め物を取り出そうと四苦八苦しながら、
調理用として準備された息絶えている鳥を相手にいつもの独り言。

DSC02392.JPG




「もうッ!!ちょっとは協力してよ〜・・・、イテテテテエ〜・・・」
と大騒ぎをしながら台所から見える外の景色に目をやると、
滞在中の研修生がせっせと馬の世話をしてくれているのが見え、
駈歩をさっそうとできるようになりたいと、片道2時間以上かけて熱心に通ってくださる
ゲストが、ボランティアでゲートのペンキの塗り替えをしている。

(本当に・・・ありがたい)
そんな2人の姿に心温めながら、
この時期にして20度近い気温に、風のない穏やかな晴天をもたらしてくれた
秋の空に感謝しながら調理を進める。

いつもはターキーのお腹に玄米のピラフを詰めるが、
焼き時間を短縮させるため今回は空のままオーブンに放り込んだ。
他のレシピも大したものはなく、唯一工夫したドリア風の料理はチーズを焦がし、
デザートのケーキは手抜きのインスタント。

それでも、縁があってここに集まってくれた人たちとの食事は、
思いやりという最高のスパイスが込められていて豊かだった。
ふと、こういうのが本当の Thanks! (for) Giving なのかなと感じた1日だった。


DSC02243.JPG


(ターキーの丸焼きは初めてというゲスト。ターキーを切るのは男性の仕事です。
という言葉に入刀してくれました。 本来なら家の主の仕事?)

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(焦がしてしまったチーズがなんとも・・・)

DSC02242.JPG


(研修生にお客様、それとうるさいおばさん。 年齢も背景も違う集まりだけど楽しかった!)
















2015/11/29 0:42:16 | リンク用URL

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