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2015
ちょうどオクラホマでフチュリティーオープンファイナルがあった日、
レイニングに熱心なゲストが日本からレッスンを受けにいらした。
オクラホマの競技会を観戦するという選択肢もあったのに、
仕事の関係上3日間という短い休みをグリーンウエイランチで過ごされる。
今年の夏に旅の途中で牧場に立ち寄られ、2回騎乗して帰国。
そして今回が2度目の来場という運びに。
時差のハンデに屈することなく、すごい集中力で3日間12鞍のレッスンを騎乗なさった。
私はレッスンを進めていく内に、ゲストの熱い姿勢に思わず力が入ってしまった。
馬場での位置の取り方、デパーチャー、サークル、ストレートライン、スピン、
馬の調整に至るまで、思いつく限りを説明させてもらう。
レッスン初日の夜は、絶妙なタイミングでフチュリティーのオープンファイナルがあった。
グリーンウエイランチに滞在中の研修生も加わり、事務室にところ狭しと椅子を並べて
皆で夕飯を食べながら競技会をPCでライブ観戦することにした。
馬が大好きな研修生は、レイニングをここで初めて経験している真っ最中で、
レイニングの競技を見るのもこの日が初めて。
画面を見つめながら、人馬のスピード感あふれる演技に驚いていた。
レイニング競技会の最高峰とも言えるオクラホマのフチュリティーを主催しているNRHA
(National Reining Horse Association) は、
1966年に創設され今年は50周年記念の節目になる。
そのためなのか、競技会の構成に工夫が施してあり、
今年はアナウンサーと解説者の対話を入れたり、
今は白髪頭になってしまったレイニングのパイオニアたちが、
昔のレイニングを振り返ってコメントしている映像を馬場の整地時に流すなど、
エンターテインメント的な要素が加わっていて大いに楽しめた。
人馬が演技中に行われる解説では、乗馬やライダーの紹介、
走行パターン(経路)の見どころやジャッジ目線でのコメントなどがタイムリーにあって、
その様子は、ちょうどフィギュアスケートのテレビ観戦を彷彿させた。
現地で実際の走行を見るのは臨場感が伴いエキサイティングであるが、
スクリーンを通して観戦すると、人と馬の一挙手一投足が鮮明に見て取れ、
それについてのコメントを聞くことができるのでとても良い勉強になった。
アメリカでは、ノンプロ(アマチュア)のライダーが自分の馬を調教して
競技に参戦するのはごく普通に行われている。
そして、今回いらしたゲストから、
日本も少しづつそのような流れが出てきているを知った。
馬に関してはその競技全般に興味を引かれるが、
縁があってレイニングにはまってしまった私としては、
50年の内にすごい変化を遂げているこの馬術の行く先が、
明るくて前向きな広がりを見せている様子に感慨深いものがある。
2015/12/10 23:48:22 | リンク用URL
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