![アメリカ・ノースカロライナ州にある日本人向けの牧場「グリーンウェイランチ[GREENWAY RANCH]」ブログ](../img/head.gif)
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02
2015
こちらは日本より14時間遅れて新年を迎えた。
日本にいる人たちと連絡を取る時、この時差がなかなか面倒だ。
天気予報どおり、今日は快晴だ、とまだ暗い空を見ながら思い、
いつもより早目に家を出て初日の出の写真を撮ることにした。
午前7時10分の気温は27℉(華氏27度)、摂氏でいうと約−3℃。
アメリカでは、気温を測る時に「華氏」を使うがいつまでたっても実感がわかず、
時差と同じような不自由さを感じる。
ちなみに氷点は、華氏でいうと32度で、
いまだに、この数字を聞くと真夏日を想像してしまう。
2015年、年明けの朝日は素晴らしかった。
このところ天候が変わりやすく、初日の出は拝めるのかと懸念していたら、
今朝は、快晴で風も全く吹いていない。
アメリカに何年住もうと、やぱっり私には日本人の血が流れているのだと妙に感心するが、
クリスマスより元旦の方が重きを感じ、気持ちがピシッと引き締まる。
・・・とはいうものの、私は赤ん坊の頃に洗礼を受けた生粋のカトリックだ。
でも、宗教はどんなものでも正直言って苦手である。 だけど神の存在は信じる。
今朝は、霜が降りていて家のドアをあけて視界に飛び込んだのは白い世界。
日の出まえで、モノクロに近い風景だった。
ハナや放牧している馬たちの写真を撮りながら、日の出を待つことしばらく。
あたりが明るさを増したとき、遠くに立っている木々の隙間がオレンジ色に輝きだした。
太陽がもうすぐ見える・・・、とカメラを構えると、
太陽は、穏やかで優しい光を放ち
周囲の景色に色を付けながらグングンと木のてっぺんに向かって昇って行く。
いつもながら感動してしまう自然が繰り広げるアート、
人間が作るどんなものより美しい。
こんな光景が見られる一瞬、
そしてそれに感動できることをつくづく幸せだと思った。
このような瞬間はなにごとにも感謝したくなる。
思わず太陽に向かって、そっと手を合わせるとジワーっとこみあげるものがあった。
・・・が、ずっと浸っていたかった感動も束の間で、
外へ出てきたのはいいけど、いつまでたっても餌をくれない私に向かって、
ブヒヒ〜と馬たちから催促の声が上がった。
たまにはそっとしておいてよ、と思いながら声の方へ目を向けると、
みんなで、真剣な顔をしてこっちを見ている姿があって笑えた。
ハァー、これが私の現実か・・・。
今週末はまた天気が崩れるという予報なので、
午後は乗り運動をしなければならない。
よーし、今年は体力をつけることを目標にしよう!
みなさまへ
明けましておめでとうございます。
みなさまが、心に願ったこと、そして誓ったことが現実として起こりますように!
素晴らしい2015年をお過ごしください。
2015/01/02 0:38:52 | リンク用URL
Dec
25
2014
(That's 録=雑録です)
クリスマスイブの昨日は、
朝からザーザーと雨脚の強い悪天候。
この低気圧は、大陸を西から東へ移動しながら、
ノースカロライナにたどり着くまでの道中、
季節外れの竜巻をもたらしたりした。
幸いにもここに来たときは大人しくなっていて、
雨量はあっても風はなく、雨は空から垂直に地面に届いた。
普通だったら1年に1回めぐってくるワクワクのクリスマスは、
スカッと晴れか、ロマンチックに雪となるのがいいのかもしれない。
・・・が、私は妙に生暖かいザーザー雨で嬉しかった。
この時期の雨は、気温が低いと外の作業は芯から体を冷やすからだ。
(寒そうな風景だが、実は家の中より暖かかった外)
(たまった雨水は行先を失い覆い馬場の中にも流れ込んできた)
朝、馬に餌をあげるため家を出て、ついでに写真を撮ろうとカメラをオンにしたら、
100%の湿度でレンズがあっという間に曇ってしまった。
これだけ雨が降ると、
最低あと1日は地面がぐちゃぐちゃで、馬の仕事は一息つくことができる。
ここ最近ちょっと張り切り過ぎて、疲れている体には素晴らしいクリスマスプレゼントになった。
この前、ジミーおじさんが乾草を届けてくれた時は、
冷たい木枯らしがピューピュー吹いていて、思わず 「寒い!」と愚痴ったら
「大豆を刈り取るには絶好のお天気だよ。北風は湿りやすい大豆をカラカラにしてくれるからね。」
と言っていた。
2人外で立ち話をしながら、ジミーおじさんは震えている私をよそ目に嬉しそうだった。
人それぞれ、自分の都合でお天気を褒めたりけなしたり。
イブのお昼には、
近くの牧場へ引っ越してきた若いトレーナーカップルが訪ねてきて一緒に食事をした。
二人で1日13頭を管理、調教しながら、それプラス引っ越し作業もまだ続行中である。
パスタを頬張りながら、「この雨じゃねぇ・・・。仕事したくてもなにもできないわね。」
と女性が半分残念そうに、だけど半分ホッとしたようにつぶやいた。
彼らも私と同じように、月・月・火・水・木・金・金のスケジュールをこなしている。
(その気持ちよーく分かる)と思いながら、
「たまには体を休めないと、いい考えも浮かばないわよ。」
と、私は諭すように言う。
ご近所さんとなった同じレイニング畑の仲間同士、
お互いにこれから何を協力しあえるか、という話がゆっくりできて良かった。
そうでないと、馬を調教する人間の癖で頭の中は次は何をする、
という思いばかりが先行して、会話の内容に集中できない。
3人で今日は休みと決め、腰を据えて少し真面目な話の後、
馬のことや天気のこと、アルファルファを調達する難しさなど、
やっぱり仕事関係の話になったが、ジョークがめちゃくちゃ通じる2人を相手に、
会話はすごく盛り上がり爆笑の連続だった。
内容については、また別の機会に・・・。
タイムリーなお天気に感謝!
2014/12/25 2:15:57 | リンク用URL
Dec
21
2014
僕たちが干支の、記念すべき2014年 最後のご挨拶は、
僕、ダイヤモンドが担当することになりました。
なんでも、みどりさんに言わせると
その年に一番思い出を残すようなことをした馬が担当になるらしいです。
毎日、控えめに大人しく暮らしている僕にはそんなこと身に覚えがないのだけど、
どうやらみどりさんの 「肋骨のひび」 に関係しているらしかったです。
僕から見れば、兄貴分のライダーの方がビビりまくって注目を浴びていたようなので、
彼にこの役目が回ると思ってたけど、
今年は僕が担当になったとライダーに伝えたらこんな顔してホッとしてました。
でも、いま思い出してもあの時は怖かった。
だって、僕がちょっと驚いて跳ねたら背中に乗っていたみどりさんが地面に落ちていたからです。
悪気はなかったのだけど、でもこの出来事で万有引力というものがあることを知りました。
みどりさんも、「痛い」 と言いながらも、なにか発見があったようでけっこう喜んでいました。
世間では、クリスマスだとか新しい年という話で湧いているようですが、
僕たちやハナにとってはまた別の1日が過ぎていくだけです。
でも、よくは分からないけど、人間には特別な時期なのだとみどりさんに言われました。
いま僕たちは、もっと寒くなる時期に備えて冬毛をせっせと伸ばしています。
僕たちのような毛皮がない人間のみなさんは、
どうか工夫をして風邪を引かないように気を付けてください。
そして、仲間のみんなも寒さは体調を崩しやすくなるので大事にしてもらってください。
来年は、兄貴分のライダーともっと切磋琢磨して、
みんなに愛される馬になるので僕たちの成長を暖かく見守ってください。
そして、グリーウェイランチのこともよろしくお願いします。
人間のみなさんにとって、そして僕たちの仲間へも
メリークリスマス&ハッピー2015!!
2014/12/21 0:23:26 | リンク用URL
GREENWAY RANCH
7875 Brogden Road Smithfield NC 27577 U.S.A
TEL:1-919-915-1088 | FAX:1-919-934-5837 | E-mail:midorifjmtpc2@gmail.com
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