アメリカ・ノースカロライナ州にある日本人向けの牧場「グリーンウェイランチ[GREENWAY RANCH]」ブログ

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みどりのThat’s録・(馬旅2019年 No. 04号) みどりのThat’s録・(馬旅2019年 No. 04号) みどりのThat’s録・(馬旅2019年 No. 04号)
みどりのThat’s録・(馬旅2019年 No. 04号) みどりのThat’s録・(馬旅2019年 No. 03号) みどりのThat’s録・(馬旅2019年 No. 03号)
みどりのThat’s録・(馬旅2019年 No. 03号) みどりのThat’s録・(馬旅2019年 No. 03号) みどりのThat’s録・(馬旅2019年 No. 02)
みどりのThat’s録・(馬旅2019年 No. 02) みどりのThat’s録・(馬旅2019年 No. 02) みどりのThat’s録・(馬旅2019年 No. 02)
みどりのThat’s録・馬に魅せられて (馬旅2019年 創刊号01) みどりのThat’s録・馬に魅せられて (馬旅2019年 創刊号01) みどりのThat's 録 (ウィリー)
みどりのThat's 録 (ウィリー) みどりのThat's 録 (ウィリー) みどりのThat's 録 (ウィリー)
ジョイのつらつら日記(ビフォーアフターのアフター) ジョイのつらつら日記(ビフォーアフターのアフター) ジョイのつらつら日記(ビフォーアフターのアフター)

Dec

23

2015

トリオ娘からメリークリスマス!

DSC02407 (2).JPG




馬と遊んでいて始まった馬にサンタ帽をかぶせての年末のご挨拶、
今年は少し趣を変えて人間ギャルも加わりました。

写真の2頭の馬たちは2歳のうら若きフィリー。
真ん中に立つのは、馬のプロを目指す前途有望な乙女です。

まだまだ青いトリオ娘ですが、その中に秘めた素質はとても良いものを感じます。
磨き方次第でキラキラと眩しい光りを放つダイヤモンドの原石のようです。

彼女たちは牧場の住人の中でも一番厳しい毎日を送っています。
けれど、それにめげることなく歩む一歩一歩に進歩があり、
いつの間にかそれを見守るのが私の励みにになりました。

来年はグリーンウエイランチの創立から10年を迎える節目の年です。
牧場立ち上げから今日までがあっという間のような・・・、
同時に、様々な出来事を思い出すと長い道のりだったような気もします。

そのような時間の流れの中で、
どれだけ自分自身が鍛えられ、そして育てられたかを思った時、
なぜ私がこの仕事を選んだのか少し分かったような気がしました。

この牧場で人と馬が育つことに手を添えられるよう、
私自身が強くなるために必要とした時の経過だったような感じです。

グリーンウエイランチは、様々な人たちに支えられ、助けられてやっと地固めができました。
その人たちの真心を無駄にしないように
来年も引き続きゆっくりと、そして確実に前進していくことを目標にしたいと思います。

皆様にたくさんの感謝の気持ちをこめて、
残りわずかな2015年、そして迎える2016年、
皆様のご多幸と飛躍、馬たちには健やかな毎日を心よりお祈りいたします。













2015/12/23 2:56:29 | リンク用URL

Dec

10

2015

みどりのThat's 録 (レイニング三昧)

ちょうどオクラホマでフチュリティーオープンファイナルがあった日、
レイニングに熱心なゲストが日本からレッスンを受けにいらした。
オクラホマの競技会を観戦するという選択肢もあったのに、
仕事の関係上3日間という短い休みをグリーンウエイランチで過ごされる。

今年の夏に旅の途中で牧場に立ち寄られ、2回騎乗して帰国。 
そして今回が2度目の来場という運びに。
時差のハンデに屈することなく、すごい集中力で3日間12鞍のレッスンを騎乗なさった。

私はレッスンを進めていく内に、ゲストの熱い姿勢に思わず力が入ってしまった。
馬場での位置の取り方、デパーチャー、サークル、ストレートライン、スピン、
馬の調整に至るまで、思いつく限りを説明させてもらう。


レッスン初日の夜は、絶妙なタイミングでフチュリティーのオープンファイナルがあった。
グリーンウエイランチに滞在中の研修生も加わり、事務室にところ狭しと椅子を並べて
皆で夕飯を食べながら競技会をPCでライブ観戦することにした。

馬が大好きな研修生は、レイニングをここで初めて経験している真っ最中で、
レイニングの競技を見るのもこの日が初めて。
画面を見つめながら、人馬のスピード感あふれる演技に驚いていた。


レイニング競技会の最高峰とも言えるオクラホマのフチュリティーを主催しているNRHA
(National Reining Horse Association) は、
1966年に創設され今年は50周年記念の節目になる。

そのためなのか、競技会の構成に工夫が施してあり、
今年はアナウンサーと解説者の対話を入れたり、
今は白髪頭になってしまったレイニングのパイオニアたちが、
昔のレイニングを振り返ってコメントしている映像を馬場の整地時に流すなど、
エンターテインメント的な要素が加わっていて大いに楽しめた。

人馬が演技中に行われる解説では、乗馬やライダーの紹介、
走行パターン(経路)の見どころやジャッジ目線でのコメントなどがタイムリーにあって、
その様子は、ちょうどフィギュアスケートのテレビ観戦を彷彿させた。

現地で実際の走行を見るのは臨場感が伴いエキサイティングであるが、
スクリーンを通して観戦すると、人と馬の一挙手一投足が鮮明に見て取れ、
それについてのコメントを聞くことができるのでとても良い勉強になった。


アメリカでは、ノンプロ(アマチュア)のライダーが自分の馬を調教して
競技に参戦するのはごく普通に行われている。
そして、今回いらしたゲストから、
日本も少しづつそのような流れが出てきているを知った。

馬に関してはその競技全般に興味を引かれるが、
縁があってレイニングにはまってしまった私としては、
50年の内にすごい変化を遂げているこの馬術の行く先が、
明るくて前向きな広がりを見せている様子に感慨深いものがある。







2015/12/10 23:48:22 | リンク用URL

Nov

29

2015

みどりのThat's 録 (サンクスギビング)

今、アメリカではサンクスギビングの連休真っただ中。
旅行をする人やブラックフライデーと呼ばれている大安売りの時期を狙って、
ショッピングを楽しむ人たちで世間は慌ただしい。

サンクスギビングは、ファミリーイベントをする時期でもある。
親戚家族一同が集まり、七面鳥をメインディシュにして
食卓を囲むのが通例となっている。

グリーンウエイランチでもせっかくのサンクスギビングにあやかり、
ささやかな集いをすることにした。

私は午前中にゲストと研修生のレッスンをすませると
そそくさと家に戻り、ターキーディナーの準備に取り掛かった。

久しぶりに七面鳥を焼くことになり、昔覚えたおぼろげな記憶を頼りに料理をする。
3人と一匹(犬のハナ)で食べるのにはちょうど良いサイズと思い、
数日前に調達した約5キロの鳥との格闘劇のゴングが鳴る。
七面鳥を焼くのは、おおよそ料理と呼ぶにはふさわしくない力仕事なのだ。

ターキーのお腹に詰めてある首と内臓を取り出すのに右手首を痛め、
シンクで下準備の際は腰に負担がかかって一人唸りながらの作業をした。

鳥のお腹に右手を突っ込んで詰め物を取り出そうと四苦八苦しながら、
調理用として準備された息絶えている鳥を相手にいつもの独り言。

DSC02392.JPG




「もうッ!!ちょっとは協力してよ〜・・・、イテテテテエ〜・・・」
と大騒ぎをしながら台所から見える外の景色に目をやると、
滞在中の研修生がせっせと馬の世話をしてくれているのが見え、
駈歩をさっそうとできるようになりたいと、片道2時間以上かけて熱心に通ってくださる
ゲストが、ボランティアでゲートのペンキの塗り替えをしている。

(本当に・・・ありがたい)
そんな2人の姿に心温めながら、
この時期にして20度近い気温に、風のない穏やかな晴天をもたらしてくれた
秋の空に感謝しながら調理を進める。

いつもはターキーのお腹に玄米のピラフを詰めるが、
焼き時間を短縮させるため今回は空のままオーブンに放り込んだ。
他のレシピも大したものはなく、唯一工夫したドリア風の料理はチーズを焦がし、
デザートのケーキは手抜きのインスタント。

それでも、縁があってここに集まってくれた人たちとの食事は、
思いやりという最高のスパイスが込められていて豊かだった。
ふと、こういうのが本当の Thanks! (for) Giving なのかなと感じた1日だった。


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(ターキーの丸焼きは初めてというゲスト。ターキーを切るのは男性の仕事です。
という言葉に入刀してくれました。 本来なら家の主の仕事?)

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(焦がしてしまったチーズがなんとも・・・)

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(研修生にお客様、それとうるさいおばさん。 年齢も背景も違う集まりだけど楽しかった!)
















2015/11/29 0:42:16 | リンク用URL

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