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22
2010
アメリカ大陸へ移動してきた開拓者たちは17世紀から18世紀にかけアメリカ東部の植民地化をすると、19世紀には東部から更に新天地を目指して西へと移動していきます。
この西部開拓時代にも従順で頑丈な馬を求めて品種改良は行われ、アメリカ東部でサラブレッドと在来馬の交配でできた品種をアメリカ南西部に生息していた馬達に交配しました。
南西部に生息していた当時の在来馬ももとはヨーロッパから持ち込まれたものでした。
(レイン♪レイン♪レイニング〜(4) 参照)
それらはムスタングと呼ばれ、ヨーロッパからの持ち込み馬が野生化したものやインディアンがそれらを家畜化して増えたものでした。
アメリカ東部で品種改良された馬と南西部に生息していた馬を交配させてできた品種は、牛の移動の時など自分の役割を本能的に知っている(cow senseがある)馬と重宝がられ牧場作業に多く使われるようになりました。
このようにアメリカ大陸発見と共に広大な土地を開拓するために、後にクォーターホースと呼ばれる種類の馬が沢山生産されていきました。
その改良にはサラブレッドが深く関与していますが、1940年にAQHAが発足されクォーターホース種の血統管理をするようになってからは、サラブレッドとの交配を許可はしているもののそれらの子孫はAppendix American Quarter Horse として登録し従来のクォーターホースとは区別するようになりました。
AQHAが公認しているウエスタンの競技種目の中に、レイニング、カッティング、ワーキングカウホース、プレジャー、トレイル、ホースマンシップ、ホルタークラスなどがあり、ロデオ系の競技としてはカーフローピング、チームローピング、バレル、ポールベンディングなどがあります。
これらの競技内容のほとんどは、アメリカ西部開拓時代から今現在でもまだ行われている馬と共に行った牧場作業やそれに関係する動きが競技化されています。
ウエスタン競技の中にはクォーターホースだからできるというような内容も多くあり、彼らの特筆すべき特徴の従順さ、利口で温厚な性格や、運動能力に優れ丈夫な性質が活かされています。
2010/11/22 23:01:49 | リンク用URL
Nov
05
2010
アメリカは広い国なので、レイニングの競技会を開催するときはいくつかの地域ごとにNRHAの傘下として無数の協会が活動しています。
ノースカロライナは、Southeastern Reining Horse Association という名前でレイニングの競技会開催を行っています。
今年最後のSoutheastern Reining Horse Association の競技会は10月28日〜31日の期間で行われました。
会場はグリーンウエイランチからは車で1時間半のウイリアムストンにあるBob Martin Agriculture Center という所で、今回の Carolina Fall Classic & ABI Futurity が開催されました。
4日間の開催中にノンプロクラス、オープンクラス、ユースを含め様々なレベルのクラスがありますが、やはりメインイベントは土曜日の夜にあるオープンクラスフチュリティー (3歳馬のクラス)です。
ちょうど良い機会なので日本からのお客様、研修生と一緒に観戦に行ってきました。
競技場へ到着したときはノンプロクラスのフチュリティーが行われていて全部で29エントリー、去年より小さめです。
それが終了して表彰式、整地が終わり7時からオープンクラスフチュリティーが開始されました。
パターン7のランイン(駈歩入場)パターンでテンポ良く次々と走行は進みます。
去年は終了が夜中の2時過ぎとなったため、今回は早回し作戦をとったのでしょうか。
前のエントリーを演技終了後退場させずゲート手前に待たせて次の人馬がランインします。
オープンクラスのエントリー数は59走行でなかなかのサイズです。
その中にショーンフロリダが3頭エントリーしていました。
去年、彼は来ていませんでしたが、今回はお客様を伴っての観戦なので生の走行を見てもらえるチャンスがあってグッドタイミングでした。
ショーンの他にも素晴らしいライダーが沢山いましたが、
「優勝はショーンフロリダで決まりだと思う。」
と予言?したとおり3頭の馬達を1位、2位、3位に入賞させてしまいました。
それも3位の馬は4位に3点もの差をつけての結果でした。
ちなみに彼の出したスコアは3頭とも平均すると75点以上です。
夏前にあったキャロライナクラッシックダービーも赤子の手をひねるように優勝をさらっていったショーンフロリダですが、彼の快進撃は勢力を弱める気配がありません。
まったくもって「怪物」だと思いました。
人知れず努力しているのでしょうが、それにしてもこれだけトップレベルを何年も維持している選手は珍しい・・・、あまりにも強すぎます。
早くも11月に入り今月末からオクラホマで始まる1年の内で一番大きなレイニングの競技会は果たしてどのような結果となるのか、どのような血統の産駒が活躍するのか、今から楽しみです。
2010/11/05 6:10:17 | リンク用URL
Oct
24
2010
クォーターホースはヨーロッパ各国および日本をはじめとするアジアにも沢山輸出され、世界的にポピュラーになってきましたが、彼らの起源はどのように始まったのでしょうか。
クォーターホースはアメリカが原産の馬ですが、古代もとから北アメリカで生息していた馬の祖先は原因不明で約1万年前に絶滅したと言われています。
それからというもの16世紀の始めにヨーロッパ人によりアメリカ大陸が発見されて、それを期に馬が持ち込まれるまで、意外なことにこの広大な大陸に馬は存在していませんでした。
(アメリカ大陸発見についてはいくつかの説があります。今は全米どこに行ってもありとあらゆる種類の馬を見かけることができ、馬が生息するのに環境が適しているためこれはちょっと信じられないような話でした。)
約500年前にヨーロッパから新大陸(アメリカ)へ持ち込まれた馬は人々が大陸を去るときに放置されて野生化し、またネーティブアメリカン(インディアン)によって家畜化されるなどしてその数を増やしていきました。
17世紀にアメリカへ渡り東部海岸を植民地化したイギリス人は、持ち込んだサラブレッドをインディアンが繁殖させた在来馬(もとはヨーロッパから持ち込まれた馬)と交配して新しい馬の品種を作りました。
それらの馬達は小型で俊敏俊足なおかつ丈夫なため、平日は使役に週末はスピードを競うレースに使われるようになりました。
当時の競馬をするために使われたコースはイギリスの伝統的な競馬場とは全く異なり、道路や開けた平地などを利用して、距離は短く直線でした。
このような「競馬場」でサラブレッドと在来馬を交配してできた品種は、短距離(1/4マイル)でサラブレッドと競わせると断トツに速く、これが後にクォーターホース(英語でクォーターは1/4という意味)という名前の由来になっています。
サラブレッドは現在のクォーターホースの基礎を作るにあたり多く貢献していて、その中にはサラブレッド3代始祖の1頭ゴドルフィンアラビアンをおじいさんに持つ馬Janus,(1746年生まれ)もいたそうです。
Janus は1756年にアメリカへ渡り、この馬を始めとしたサラブレッドの血は後にクォーターホースと呼ばれる品種の改良に重要な役割を果たしました。
(参照 American Quarter Horse)
(どことなくサラブレッドの面影があるクォーターホースです。)
2010/10/24 21:00:06 | リンク用URL
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