アメリカ・ノースカロライナ州にある日本人向けの牧場「グリーンウェイランチ[GREENWAY RANCH]」ブログ

2026.January

Sun

Mon

Tue

Wed

Thu

Fri

Sat

    

1

2

3

4

5

6

7

8

9

10

11

12

13

14

15

16

17

18

19

20

21

22

23

24

25

26

27

28

29

30

31

Backnumber

Image Index

みどりのThat’s録・(馬旅2020年 No. 05号) みどりのThat’s録・(馬旅2020年 No. 05号) みどりのThat’s録・(馬旅2020年 No. 05号)
みどりのThat’s録・(馬旅2019年 No. 04号) みどりのThat’s録・(馬旅2019年 No. 04号) みどりのThat’s録・(馬旅2019年 No. 04号)
みどりのThat’s録・(馬旅2019年 No. 04号) みどりのThat’s録・(馬旅2019年 No. 03号) みどりのThat’s録・(馬旅2019年 No. 03号)
みどりのThat’s録・(馬旅2019年 No. 03号) みどりのThat’s録・(馬旅2019年 No. 03号) みどりのThat’s録・(馬旅2019年 No. 02)
みどりのThat’s録・(馬旅2019年 No. 02) みどりのThat’s録・(馬旅2019年 No. 02) みどりのThat’s録・(馬旅2019年 No. 02)
みどりのThat’s録・馬に魅せられて (馬旅2019年 創刊号01) みどりのThat’s録・馬に魅せられて (馬旅2019年 創刊号01) みどりのThat's 録 (ウィリー)
みどりのThat's 録 (ウィリー) みどりのThat's 録 (ウィリー) みどりのThat's 録 (ウィリー)
ジョイのつらつら日記(ビフォーアフターのアフター) ジョイのつらつら日記(ビフォーアフターのアフター) ジョイのつらつら日記(ビフォーアフターのアフター)

Jul

10

2013

ガナ-

数知れない、多くのレイナーに愛されてきた偉大なレイニングホースが天国へ行きました。

彼は、クォーターホースの定義を変え、
またレイニングホースの歴史に深い厚みを与えるなど、
数多くの素晴らしい功績を残しました。

好きだ、という言葉ではあまりにも軽すぎますが、
でも、やはりとてもとても好きな馬だったので、
何年か前に趣味である絵にも描きました。

DSC01302.jpg



ガナ-、貴方は本当に大変な功労馬でした。
それは、世界中のレイナーが認めることだと思います。
どうか、天国で安らかな時間を過ごしてください。


以前のブログでガナ-の事を綴ってあります。
もし、まだご覧になってなければ、
少しでもブログからこの馬の偉大さを分かって頂ければ幸いです。

http://www.greenway-ranch.com/blog/?ymd=2010%2F09%2F29
(2010年9月29日公開)

http://www.greenway-ranch.com/blog/?ymd=2010%2F12%2F20
(2010年12月20日公開)

2013/07/10 3:44:42 | リンク用URL

Jun

19

2013

停電がもたらしたもの

いやはや、生き物相手、自然相手に仕事していると色々ある。

6月6日は、今年発生した第1号のハリケーンがノースカロライナを通過した。
時期的に早い上陸だったが、おとなしいハリケーンで何事もなくホッとしていたら、
一週間前にかなり過激な雷雨があって、広範囲で停電となってしまった。

まる1日以上の停電となり、牧場の機能は完全マヒ。
水は地下水を電気で汲み上げる仕組みだし、調理も電気がないとできない。

多少の不自由を感じても、私自身はどうにかなる。
だけど困ったのは、馬達にあげる水を調達することだった。
暑い盛りなので、放牧地の150リットル入る大きな水桶は半日でなくなる。

100_4066.jpg


(馬の健康管理に不可欠な、たっぷりと新鮮な水)


人間用のペットボトルの水もうっかり切らしていて、
夕方から始まった停電で、汗だくの作業を終えて喉がカラカラのところへ、
「エィ!!」とビールを一気に2本も飲んだら酔っぱらってしまった・・・。

日の長い夏だけど、さすがに9時も過ぎるとあたりは真っ暗になる。
こんな時は早く寝るに限る、とベッドに入るが馬用の水の確保をどうしようかと
考えたら目がさえて、悶々と長い夜となった。

翌日、寝不足から回転しない頭で四苦八苦作業をしていて、
そろそろ我慢も限界と思ったときに、ありがたく天は助けをもたらしてくれた。

「だいじょうぶ?」と友人が心配して電話をかけてきてくれた。

事情を話したら、おにぎりと40本のペットボトルの水を持ってきてくれる。
一緒に食事をしながら、彼女とたわいない世間話をしたら、心細さが一気に吹き飛んだ。

そして、乾草を配達してくれる近所の農家さん、
(私は密かに「ジミーおじさん」と呼んでいる)、
が彼自身も農作業で忙しいのにわざわざ様子を見に訪ねてきてくれた。

ジミーおじさんは、グリーンウェイランチが地下水で生活しているのを知っているので、
困っているのではないかと思ったそうだ。
停電が解消するまで緊急時の対策として、ゲストハウスに使用している公共の水道水を
牧場の水道管にも流れるようにしてくれた。


ホントに、本当に人の心は温かいと思った。
感情の表現が下手くそな私は、
親切にしてくれた人達が帰ったあとになって、感謝の気持ちがリアルにこみ上げてきた。

何回も 「ありがとう!」 と自然と言葉になってでてきた。
その日の夜は、人の優しい、温かい気持ちが暗いところも明るくできるんだ、
と心から感じることができた。
そして、たまにはこんなハプニングもいいのかな・・・、と思いながら寝入ってしまった。

2013/06/19 4:52:35 | リンク用URL

Jun

08

2013

遅ればせながら、やっと春到来・・・? (その3)

デューリーに種付けするため、何回となくブリーディングファームへ馬運をし、
体力の限界と闘って、やっと宿ってくれた仔馬。
それが目の前で、あっけなく流れてしまった。

あぁ、また同じことを繰り返さなくてはならない・・・、
とショックで弱気になる気持ちを立て直そうとしていたら、
「それじゃぁ、直ぐに排卵が来るはずだから、今日は馬を置いていってね。」
とあっさり言う、ブリーディングマネージャーの言葉に拍子抜けしてしまう。

牝馬は出産すると、通常10日くらいで来年出産する仔馬の種付けができる状態になる。
今までの経験よりうんと早いので意外だったが、馬の妊娠期間は約11ヶ月。
仔馬は気候が緩やかで、青草が豊富になってくる、春に産まれるのが理想的と思うので、
早々に種付けが完了できれば、来年ギリギリで春の出産となる。

デューリーを種付けするのに、
前回しなくてはならなかった沢山の注射や何往復という馬運を今度はしないですんだ。
私は帰路、空の馬運車を運転しながら先ほど起こったことを思い出し、
やれやれと体から力が脱けていくのを感じた。
生き物は、これでもか・・・と、いつも驚かせてくれる。

馬を預けて5日後、
無事種付けを終えたデューリーをブリーディングファームへ引き取りに行った。

帰り際、今度は牝馬の妊娠継続を促すため、15回分の経口用の薬を渡された。
毎日決まった時間に、1日1回ずつ注射器に薬を入れて口に投与するのだが、
これは注射をするより大変だった。

薬は油のようにヌルヌルしていて、
それを扱うときは自分の肌に触れないようにと指示されたため、
ゴム手袋をしながらの作業なのだが、これがよく滑る。

注射器に入れるときも、馬に与えるときも苦労した。
デューリーは、この薬が嫌いで口の中へ注入しようとすると、
パッとそっぽを向いてしまう。

注射の時は温和しくしていたのに、まったく理解に苦しむ。
たかだか2週間の投薬作業だったが、最後の薬を終わらせたときは、
なにか大仕事をやり遂げたような達成感だった。

もう、やることは自分なりに精一杯やった。
後は、野となれ山となれ。
今度は、デューリーが頑張る番である、・・・と思いつつ、
放牧地へ餌をあげに行くときはどこかに流産してしまった仔馬が横たわってないか、
気にならなかったと言ったら嘘になる。

そんな心配を心に抱きながらの11ヶ月近く、
最初の内はほんの少しずつ、最後の方ではどんどんと大きくなっていく
馬のお腹を見ながら正直、喜んだものだ。

DSC01387.jpg


(やっとここまでこぎつけました。臨月に入ったデューリーです。)

大きな最後の山場、
出産予定日まであと2週間となった5月1日から、
私は馬小屋に寝泊まりすることにした。

デューリーは初産なので、
気を付けなくてはならないことがいくつかある。

一昨年、バレンタインが初産だったが、
破水のあとなかなか仔馬が出て来なかった。

馬は横になったまま、必死に息むものの時間がかかりすぎるため、
仔馬の足が見えたときはその足を引っ張って、お産を手伝わなければならなかった。

やっとの事で、母胎から出てきた子馬は仮死状態で、
紫色になった舌をだらりと口から出していた。
体をさすることで直ぐに蘇生をしてくれたが、
少しヒヤッとした出来事だった。

そして、去年は同じく初産の牝馬による育児放棄事件。
その時は、母馬が無事仔馬に乳を与えるのを手助けしなければならなかった。

他にも、母馬が出産を終えて立ち上がるときに、仔馬を踏んでしまうこともあるそうで、
様々な理由から初産には、どうしても人間が立ち会う必要がある。

今年を入れると、3年続けて初産オンパレード。
過去の2回は、ちょっと大変な思いをしたので、
「今度こそスムーズに行くよう、お守り下さい。」
とデューリーの予定日が近づくにつれ、神に祈らずにはいられなかった。





2013/06/08 7:41:21 | リンク用URL

Page Top