アメリカ・ノースカロライナ州にある日本人向けの牧場「グリーンウェイランチ[GREENWAY RANCH]」ブログ

2025.July

Sun

Mon

Tue

Wed

Thu

Fri

Sat

  

1

2

3

4

5

6

7

8

9

10

11

12

13

14

15

16

17

18

19

20

21

22

23

24

25

26

27

28

29

30

31

Backnumber

Image Index

みどりのThat’s録・(馬旅2020年 No. 05号) みどりのThat’s録・(馬旅2020年 No. 05号) みどりのThat’s録・(馬旅2020年 No. 05号)
みどりのThat’s録・(馬旅2019年 No. 04号) みどりのThat’s録・(馬旅2019年 No. 04号) みどりのThat’s録・(馬旅2019年 No. 04号)
みどりのThat’s録・(馬旅2019年 No. 04号) みどりのThat’s録・(馬旅2019年 No. 03号) みどりのThat’s録・(馬旅2019年 No. 03号)
みどりのThat’s録・(馬旅2019年 No. 03号) みどりのThat’s録・(馬旅2019年 No. 03号) みどりのThat’s録・(馬旅2019年 No. 02)
みどりのThat’s録・(馬旅2019年 No. 02) みどりのThat’s録・(馬旅2019年 No. 02) みどりのThat’s録・(馬旅2019年 No. 02)
みどりのThat’s録・馬に魅せられて (馬旅2019年 創刊号01) みどりのThat’s録・馬に魅せられて (馬旅2019年 創刊号01) みどりのThat's 録 (ウィリー)
みどりのThat's 録 (ウィリー) みどりのThat's 録 (ウィリー) みどりのThat's 録 (ウィリー)
ジョイのつらつら日記(ビフォーアフターのアフター) ジョイのつらつら日記(ビフォーアフターのアフター) ジョイのつらつら日記(ビフォーアフターのアフター)

Feb

10

2016

みどりのThat's 録 (Japanese Women in America)

いつの頃からか、「何とか会」とテーマを決めて、
我が家で日本人女性が集まるようになった。
年に2回くらい各自飲み物と食べ物を持ち寄りワイワイと騒ぐ。

みんな忙しいので集まる機会は少ないけれどそれにもかかわらず、
家に入ると全員すぐに台所へ行き、料理の支度。
瞬く間にテーブルにご馳走が並ぶので、
そのまとまり感と手際の良さはいつも感心してしまう。

おおよそ人が人とめぐり合うキッカケは学校や職場が同じだったり、
ご近所さん、あるいは習い事や家族関係を通じてといったパターンが多いが、
このメンバーはそのどれでもない。

アメリカに居住している日本人女性という以外に共通点はなく
年齢、出身地、家族構成など個人的な背景は異なる。
もし何か別の共通点をあげるとすれば、みんなアメリカ生活が長く、
ここでバリバリと仕事をして逞しく生きているということだ。

今、大統領選で湧いているアメリカは、
初の女性大統領が出るかもしれない・・・、との世間の関心も強い中、
最近、女性としての立場や生き方を考える機会が増えた。

日本にいた頃、会社を退職する少し前に男女雇用均等法なるものができて、
男女の給与差、職種内容の差をなくす動きが生まれた。
それは牛歩のようなスローペースだったが、
日本社会で女性は男性の影で仕事をしなくても良い環境になりつつあった。

そんな時代を経た今日の日本と比べると、
ずっと以前からリベラルなアメリカでは男女平等のイメージが強く
女性はもっと尊重されているような感じがするが、果たしてそうかというと
表面的にはそのように見えてもメンタリティーの上では違うような気がする。

日本の男女差がなくなりつつある速度に比べると
先進国アメリカにおいて、未だに男性有利という感じをぬぐうことができない。

牧場の建設をしていた時に、あるコントラクターと話をする機会があって
「牧場を建てている」と彼に伝えると、
「あなたの勇気に脱帽するよ。」 と言われ
アメリカでも女性はそのような感覚で思われているのだと意外に思った記憶がある。

余談だが、私個人としてはウーマンリブという考えや
その逆の男尊女卑という考えも好きではない。
男は男らしく、女は女らしく・・・、
それぞれ持ち合わせた感覚や特性を生かして世の中で活躍すればいいと思う。
男女を問わず、自分を精一杯惜しまずに出し切って生きていく人間が好きだ。

さて、たまに集まる女性たちのことに話題を戻すと、
私にないものを彼女たちから感じて会うたびに良い刺激を受ける。

恐らく渡米直後は言葉の壁や国民性の違い
アメリカ人の自己主張の強さなどに戸惑ったことも数知れないはずだ。
それなのに、彼女たちは卑屈になることもなく実にパワフルで前向きなのだ。

もちろん、合えばお互い愚痴が出ることもある。
「ちょっとー!こんなことがあったのよー。もう信じられない!」
・・・なんて言いながらも全然へこたれず、場の雰囲気が暗くなることもない。

アメリカに長く住みながらその色に染まらず、
かと言って日本人というアイデンティティーに固執しているわけでもない。
自分というものを見失わずに、自由に力強く生きている様はとても魅力的だ。
センスが良くてオシャレで、色々なことに興味を持って自分の世界を広げている。

私は牧場という仕事を言い訳に外への関心を失い、
外出する機会が少ないのを理由にオシャレにも興味を持たなくなってしまった。
たまに集まる彼女たちに刺激されながら、女性としての質は失わないでいきたいものだ。

DSC01957-001.JPG


「いい顔して写ろう!」 という掛け声にパシャ!

DSC01952-001.JPG


キッチンで食事を用意している時が一番騒がしい。 「ハイ、ポーズ!」の声をかけられて。

IMG_8077.jpg


皆で静かに座って会食、なんてことはありえない。 とにかくよく動く。

0130162152a.jpg


色々な種類のケーキをどうやったら公平に分けられるかとアイデアの出し合い。
そんなことで盛り上がってしまう感覚は、きっと男の人には分からない!?







2016/02/10 0:16:11 | リンク用URL

Page Top