![アメリカ・ノースカロライナ州にある日本人向けの牧場「グリーンウェイランチ[GREENWAY RANCH]」ブログ](../img/head.gif)
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2015
冬から春に向かう、季節の変わりめのせいなのだろうか。
みぞれが降って激寒をもたらしたかと思ったら、
今度は雨がシトシト降っては止み、忙しいお天気模様だ。
馬場が凍ってコンクリート状態。
・・・かと思いきや、気温が上がって地面が弛み、そこへ雨が降る。
外の仕事はほとんどできない状況が続いている。
最近、牧場では対人的な部分でちょっとした変化が訪れ、
私の頭はその変化についていけない。
本当に嫌になるような自分の弱い部分をまた垣間見たようで、
どうしたら何が起ころうと、軸のぶれない人間になれるのであろう、
・・・とクヨクヨ考えてしまう。
(こんなことで、クヨクヨすること自体どうしようもないのだが。)
すっかり神経がすり減ってしまい、それにつられて体も疲労感で一杯。
心と体は切っても切り離せない、まことに実感できる。
このお天気は 「少し休みなさい」 というタイミングなのか。
それにしても、つくづく経営というのは難しいものだと思う。
私が感じる難しさとは、物事を具体的に動かすということより、
心の中の葛藤と向き合うことになってしまう現場だからだ。
それは、自分の思考の癖に問題があるのだが、
私は、起こっていることはなんでも感覚(直感)で受け止め
感覚(情)で処理をするやり方で生きてきた。
牧場をやるまでは、他に判断を仰げるような状況だったのでそれでも良かった。
だけど、小さいながらも背負っていかなければならないものがある今、
そんな呑気なことは言っていられない。
心の葛藤に悩まされながら、なにを選択するかの迷いで悶々としているのだ。
世の中には色々な仕事があるが、
情の部分と即物的な部分が共存する馬関係の仕事。
馬は、ペットでもなく、家畜でもない。
そんな動物相手、特に競技志向の馬を育てる現場は、
情とビジネス感覚のアンバランスが生じるといった特徴が、
大きく現れる職種ではないだろうか。
だから、上手くやっている牧場は2人3脚のところが多い。
一人は持ち合わせた感性で、
馬との付き合いだけに集中することができる調教師の立場。
もう一人は金銭面、対人関係など、
実質的な部分を担当できる頭脳を持ち合わせたケースだ。
私が今まで見てきた牧場の成功例は、
だいたいが優れた調教技術とショーマンとしての素質がある男性に、
経営面を握っている、どちらかというとしっかり者の女性がいる組み合わせの牧場だ。
その逆もあり得るが、競技の世界は絶対的に男性に有利だし、
女性は男性より現実的なので、先に書いた関係が一番うまく行くようだ。
私はそのどちらにもなれないけど、
誰かもう一人私に欠けるものを持っている人が現れてくれれば、
どれだけ心強いか・・・。 別に伴侶という意味ではない。
そもそも、なんで私はこの仕事を選んだのか、最近分からなくなってきた。
その場その場の急場を助けられながら今まで来たが、
最近、とみにもっと安定した継続性のあるものが欲しいと思う。
空はどんより曇り空。
こんな日の、心もグレーになってしまった時の愚痴を許してほしい。
2015/02/24 2:52:40 | リンク用URL
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