アメリカ・ノースカロライナ州にある日本人向けの牧場「グリーンウェイランチ[GREENWAY RANCH]」ブログ

2025.November

Sun

Mon

Tue

Wed

Thu

Fri

Sat

      

1

2

3

4

5

6

7

8

9

10

11

12

13

14

15

16

17

18

19

20

21

22

23

24

25

26

27

28

29

30

Backnumber

Image Index

みどりのThat’s録・(馬旅2020年 No. 05号) みどりのThat’s録・(馬旅2020年 No. 05号) みどりのThat’s録・(馬旅2020年 No. 05号)
みどりのThat’s録・(馬旅2019年 No. 04号) みどりのThat’s録・(馬旅2019年 No. 04号) みどりのThat’s録・(馬旅2019年 No. 04号)
みどりのThat’s録・(馬旅2019年 No. 04号) みどりのThat’s録・(馬旅2019年 No. 03号) みどりのThat’s録・(馬旅2019年 No. 03号)
みどりのThat’s録・(馬旅2019年 No. 03号) みどりのThat’s録・(馬旅2019年 No. 03号) みどりのThat’s録・(馬旅2019年 No. 02)
みどりのThat’s録・(馬旅2019年 No. 02) みどりのThat’s録・(馬旅2019年 No. 02) みどりのThat’s録・(馬旅2019年 No. 02)
みどりのThat’s録・馬に魅せられて (馬旅2019年 創刊号01) みどりのThat’s録・馬に魅せられて (馬旅2019年 創刊号01) みどりのThat's 録 (ウィリー)
みどりのThat's 録 (ウィリー) みどりのThat's 録 (ウィリー) みどりのThat's 録 (ウィリー)
ジョイのつらつら日記(ビフォーアフターのアフター) ジョイのつらつら日記(ビフォーアフターのアフター) ジョイのつらつら日記(ビフォーアフターのアフター)

Jul

11

2014

本物への道〜国民性の違いから (津田綾)

今回、グリーンウェイランチに滞在中よく話題にのぼったことがある。
それは、日本人と米国人の色々な違いについて。

もう10年以上米国に住んでいるみどりさんからは、国民性の違いから米国での仕事の進め方の大変さをたくさん聞いた。
それは、笑ってしまうようなことから、「本当ですか?」と驚くことまで様々。
要するに大陸気質なので、おおまかで細かいことは気にしない、と言ったところだろうか。
だけどレイニングホースのトレーニングをするにはそんな米国人の気質がすごく合っているんだというのは感じたところだ。

感情表現がしっかりしていて、ハッキリとものを言う。
日本人はイエス・ノーがハッキリしていなかったり、相手がこちらの意図をくみ取ってくれるだろうと知らず知らずのうちに考えているところがあると思う。

馬を相手にした時に、そんな人間性がトレーニングにも現れてくる。
私の根っからの日本人気質ではなかなか馬にこちらの言わんとしていることが伝わりにくいのだ。
米国人のように日本人からすればオーバーアクションとも思えるようなジェスチャーでまずは自分をアピールすると、馬はその人に興味を持ってくれる。
トレーニング中も「これは良し」「これはダメ」がハッキリとしているので、馬には理解しやすい。

滞在中には日本の英語教育についても話題にあがったことがあった。
日本の英語教育では一番肝心な会話の部分が少なく、コミュニケーションを取るという教育がされていない。
コミュニケーションをとることは言葉の通じないところでは本当に大事なことだと思い知らされた。
どうにかして相手に自分の意図を伝えなければならない。
日本人にはそれが苦手な人が多いと思うし、私もその一人だ。
でもこれでは米国では暮らしていけない。
それが馬も同じだ。

馬とも言葉が通じないのだから何とかして、コミュニケーションを取る方法を編み出していかなくてはいけない。
自分の意図を相手に伝えコミュニケーションを取っていく方法が日本人にはあまり備わっていないと思った。
全ての日本人がこれに当てはまるとは言えないが、私は良し悪しは別として日本人の奥ゆかしさがありすぎるのだ。
馬を、特にレイニングホースをトレーニングしていくにはこういった米国人らしさがあるとより良いトレーニングが出来ると感じたのだ。
米国にいて米国の人たちと接していき、このアメリカを肌身をもって感じることでよりトレーニングのスキルがアップすると感じた。

みどりさんはいつも、日本人のマナーの良さや細かいところへの気の配り方、繊細さは日本人しか持っていない良いものだと話していた。
日本人の良いところと米国人の良いところの両方が馬のトレーニングに発揮できれば最高の馬づくりができる!
それが目指すべき目標だ。

100_4533.JPG








2014/07/11 20:01:05 | リンク用URL

Page Top