アメリカ・ノースカロライナ州にある日本人向けの牧場「グリーンウェイランチ[GREENWAY RANCH]」ブログ

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みどりのThat’s録・馬に魅せられて (馬旅2019年 創刊号01) みどりのThat’s録・馬に魅せられて (馬旅2019年 創刊号01) みどりのThat's 録 (ウィリー)
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Nov

07

2011

ゴン太のはなしM メッセージ

沢山の楽しい思い出を残して、ゴン太は遠くへ旅立っていった。

研修生や、バーンを訪れてくれた人々の心を幾度となく温め、
笑いをもたらしてくれたゴン太はもういない。

その日からしばらくは、朝目覚めたときにゴン太はいない・・・と思い出し、
馬の世話をするためバーンに入ると更にそれが実感させられた。
私の姿を見ると必ず挨拶をしに来てくれた、
愛想の良い猫はいなくなってしまった。

軒下で鳥たちは朝を祝うかのように大合唱し、
馬は早く餌をくれと騒ぎ立てる。
いつも起きたての身体には耳障りな騒音だと思ったが、
ゴン太がいなくなったバーンは不思議ととても静かに感じた。

ゴン太が旅立って5日目にしてネズミが出没するようになった。
覚悟はしていたが、ネズミが出たのが思った以上に早く
あらためてゴン太のありがたみが身にしみる。

理由はわからないがゴン太が死んだその日から、
ハナは3日間ほど姿を見せなかった。
どうしているのか心配になって、試しに餌を置きっぱなしにしたら、
3日目にして夜中に食べた形跡があったが、日中は姿を見せない。

それから2〜3週間ほどは、
牧場を空けることが多くほとんど見かけなかった。
ハナの不在を安心したのか、外では鹿が出没した。

DSC00472.jpg



ゴン太のいない空間は、心にスーっと風が吹き抜けるような感じで、
説明できない虚の世界だった。
けれど、現実はその感情に浸ることを許してくれない。

牧場の作業は朝から晩まで肉体労働の連続を必要とされ、
気落ちしていると体は動かなくなる。
動けなくなれば、今度は馬たちが可哀想だ。

努めて気分を高め、馬たちに明るい態度で接した。
動物は人間が想像している以上に敏感である。

私は比喩的に、「馬は人の気を感じる、オーラが見える」
とレッスンのときに説明するが、陽気で優しく、積極的な人が扱っている馬は、
リラックスしてよく言うことを聞くようになる。
沈んだ気持ちで馬たちに「陰」の雰囲気をもたらしたくなかった。

独立記念日のあの日に電話をした友人は、多忙にも関わらず駆けつけてくれ、
ゴン太を失った悲しみの中にも、人の心の温かさを強く感じさせられた。

彼女と一緒に、ゴン太を誰にも踏まれることのない覆い馬場の隅に埋める。
最初は牧場の奥で、林がある静かなところにしようと思ったけれど、
社交家のゴン太にそれは似合わない気がした。

120_2890.jpg


(後で分かったが、この場所は奇しくもハナとゴン太の最初のにらめっこの場所だった)


埋葬した所は、ゴン太が好んで寝転んでた場所のすぐ近く。
私もよく通る所で、そこを歩く時ゴン太を思い出すことができる。
友人がゴン太のために花を持ってきてくれたのでそれを墓に植えると、
ピンク色の花が沢山咲いて明るくした。

夏の暑い盛り、私はゴン太の墓の前を通る度に歩きながら
「ゴン太」 と声をかけた。
疲労がピークに達していた時期で、名前を呼ぶのが精一杯だった。

やっと1週間目にして、ゴン太が使っていた容器に水を入れて墓参りらしい事をし、
私はちゃんとしない事を謝り、ゴン太の作ってくれた楽しい思い出に感謝した。

ゴン太の埋葬以来、初めて墓で手を合わせ、バーンに引き返した時のことは今も忘れない。
その直後に馬房の中を歩いていて目に入った光景にビックリしてしまった。

通路の中央にネズミの死骸があった。
それは、ネズミがそこで死んだと言うより、
何者かによってそこに置かれたように見えたからだ。

なぜなら、めったに見る事のないネズミの死骸は、いつも暗く狭い何かの隙間に限っていた。
それが白昼に、幅4メートルのコンクリートのど真ん中にある。
ハナはまったくネズミには興味ないので、ハナでないことも確かだった。

私は瞬間、ゴン太だ!・・・ゴン太がやったと思った。
スコップでネズミを拾いながら、フッとおかしくなった。

以前、休憩室のドアマットにゴン太がネズミの死骸をよく置くことがあったが、
(まったくもう!なんでこんなところに置くの・・・)
と文句を言いながら、それを片づけたときのことが思い出される。
ゴン太らしい・・・、やりかただと思った。

100_3761.jpg


(ネズミを捕まえる天才、ゴン太)

たんなる思い込みなのかも知れないが、他にも不思議な事があった。

家のコンピューターには、馬に乗っているところを動画にして保存してある。
ある日、事務作業をしていて何気なく開いた動画にビックリしてしまった。

ほとんど無意識になんの目的もなく、動画の一つを開いたときのことだ。
滅多に馬場まで来ることのないゴン太が、馬場の縁を左から右に歩いている姿が写っていた。

最初に何気なく開いた動画の中でゴン太が歩いている、
他のを調べたら、ゴン太はその動画だけにしか写ってない。
ゴン太の姿を見ながら、その可愛い様子にまたフッと心が和んだ。

重なる偶然から、他にもいく度かゴン太を身近で感じるような事があり、
私は次第に楽しくなった。
ゴン太が自分はここにいるよ、とまた自己アピールをしているように思えたから・・。

そういえば、ゴン太のアピールぶりはしつこいほどに熱心だったものだ。
見えない存在を信じない私に、
ゴン太は、
「ここだよ。ここ〜ッ!僕はここにいるよ〜」 
と語りかけているように感じた。

DSC00956.jpg




別の世界へ行ってからも一生懸命自己アピールするゴン太。
私はいつの間にか寂しさから抜け出し、ゴン太との別の関わり方を楽しむようになった。
そして、思い出の中で今でも心を温かくしてくれるゴン太に、
感謝したい気持ちで一杯になった。












2011/11/07 21:12:08 | リンク用URL

Nov

04

2011

キャロライナクラシック速報

先日のブログでご紹介した橋口美貴さんが、Carolina Fall Classic で素晴らしい成績をおさめました。

1日目はルーキーのクラスで14エントリー中6位。
2日目はグリーンレイナーのクラスで28エントリー中4位。
3日目の走行で、グリーンレイナーのクラス24エントリー中2位に入りました。

人馬とも大健闘で、想像していた以上の結果に大満足です。

詳細は後日ブログに書かせて頂きまので、乞うご期待ください!

IMG_1396.jpg





2011/11/04 2:46:11 | リンク用URL

Nov

02

2011

STATE FAIR (有希・美紀 初!!共同作業)

2011年10月20日(木曜日)  晴れ時々曇り  寒かった。

朝の仕事を早めに終わらせ、
いざ、STATE FAIR(STATE FAIRとは、日本で言う
収穫祭的な催し物)に出陣!!!!!!!!!!!!!!

っと思いきや思わぬ車のアクシデント!!

車はウンともスンとも言わない。
何でぇ〜??

そう、車の充電が〜〜 バッテリーが上がってしまい、
慌てて、トラックを持ってきて、充電開始。

FAIRに行く前に、バッテリーを交換し、

やっとこさ、FAIRに!!


入り口手前でみどりさんに降ろしてもらい、
有希&美紀は、チケット売り場へ!!

受付のオバチャンに
「歳はいくつ??」
と聞かれ、
「12歳!!」
と答えて、チケット代金を、
ケチろうとしたけど、
あえなく失敗。。。。

仕方なく、$8も払い入場。

まずは、腹ごしらえのつもりで
想像とは違ったクレープを食べ
いざ、アトラクションへ!!!

IMG_1340.jpg




グライダーに乗ったような気分を味わえるのが売りの?
空中ブランコ的な?とにかく回されるアトラクション!!

感想・・・
 「吐く・・・・・・・・・・・さっき食べたクレープが出てくる↓↓」
あえなく撃沈。

次に、有希さんが乗りたいと言い出したジェットコースター!!

感想・・・
 「とにかく痛かった。アメリカの乗り物って怖いΣ」
ハードなストップと急カーブ!!
椅子に耳と顔がガンガンあたる。
もう2度と乗りません。

ボチボチお腹も空いてきたので、がっつり食べようと
ターキーレッグを二人とも購入

P1010508.jpg



ターキーレッグはでかかった!!


最後の締めは、嫌がる有希を引っ張り美紀が乗りたいとだだこねた
超絶叫マシーン!!!!

あいにくあまりの怖さに写真を取り忘れてしまいました。

感想  有希バージョン
「マジで無理〜無理〜」
乗る前から叫んでんのに、無理矢理引きずる 美紀!!!
鬼やわあの子!!

乗った瞬間に、ビル5階くらいの高さまで急浮上!!
しかも、しばらくそこで待たされて、動くと思いきや、
顔面から真っ逆さま↓↓↓
隣で、
「キャーキャー 有希さんメッチャ楽しい。
有希さん?有希さん?聞いてます?」
を連呼の、おかしな子(美紀)

「うるさい!!!!!!! 黙れぇぇ↑↑↑」
「とにかく、もう止めてぇ〜〜、死ぬ〜」
と 心の中でも 外でも 叫びまくる わ・た・し・・・・・

やっと、マシーンが止まっても、
倚子から立ち上がれない・・・ 足もガクガク・・・

もう、2度と絶叫マシーンに、
美紀ちゃんとは、乗らへんと、
固く固く心に決めました。

感想  美紀バージョン
てっぺんで動くのを待ってる間、ひたすら有希さんに話しかけても
「もう黙って。 今精神統一してるの・・・」
と訳の分からない返答しか返って来なかったので一人で絶叫!!!

回り出したら面白くて面白くて↑↑
テンション上がりまくりで、また有希さんに話しかけたら、
次は、無言しか返ってきませんでした・・

私はひたすら
「メッチャ楽しい!! 有希さん有希さん見て↑↑」
有希さんは
「無理。見られへん!!」

最後の方は飽きて来ちゃいました。
もっと凄い絶叫マシーンをいつか有希さんと乗りたいと思いました


最後に、有希・美紀で、お揃いの色のポンチョを見つけて、
買いました!!  
ペアルック

DSC_0080.jpg




STATE FAIR に連れて行ってくれた、
みどりさん有難う御座います!!!!!!!!!


by 有希 & 美紀

2011/11/02 9:56:22 | リンク用URL

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