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04
2010
レイン♪ レイン♪ レイニング〜 なんて調子に乗ってブログを書いていたら日照り続き、水不足で節水制限の出ていたノースカロライナはここ3日間大雨です!
今日の天気予報は大雨洪水警報、竜巻注意報がでています。
雨乞いが功を奏したのか・・・、笑。
冗談はさておき、今回はちょっと趣をかえて・・・。
先週18年ぶりにロデオ観戦をしてきました。
ここから車で30分のBenson という小さな町でどこからか人が沢山集まって、馬とミュール(mule, 馬とロバを交配させてできた種)を町中乗り回すというお祭りがありました。
道という道をみんな好き勝手なカッコウで練り歩き、手作りの馬車やゴルフカート、おまけにパトカーを含む車も数多く往来して大都会の様な人口密度・・・、いえいえ人馬密度です。
道ばたには出店が軒並みで、遊園地の乗り物を設置した広場も設けられ、その隣にロデオ会場がありました。
日本から来ている研修生の彩ちゃんが「見てみたぁ〜ぃ!」と言うのでロデオを観戦することに・・・。
(私はこの声に弱いのです、苦笑)
8:00PMのロデオ開始まで時間つぶしをしましたが、どこをあるいてもカントリーウエスタンが大音量で流れてくる・・・、とてもクレイジーなお祭りです。
待つこと2時間いよいよロデオの・・・はじまり、はじまりぃ〜
まずはいつもお決まりの全員起立!でアメリカ合衆国の国歌が流れます。
会場の中央で星条旗を掲げている人馬がとってもカッコよく、またその雰囲気にあの国歌は合うんです。
この人馬、最初に思いっきりギャロップで入場し旗をひらめかせながらアリーナを1周してとても様になっていました。
星条旗のサイズが大きく、かなり風の抵抗もあったのではないかと心配しましたが・・・。
国歌が流れる前にアナウンサーによりお祈りもありました。
それがまた良い!
昔の西部開拓時代に人々が命の危険にさらされながら作業や旅をした、その無事を祈り感謝する内容のものなのです。
そしてその後に国歌斉唱。
私は純粋なニッポン人ですが、思わずグ〜っと来てしまいました。
(アメリカ人はなんと演出が上手いのか・・・、感心、感心・・・。)
みんなにつられて?起立している隣の彩ちゃんが、
「アメリカ人って愛国心が強いですよねぇ〜。」
とつぶやいていました。
不思議ですよね、アメリカ人は色んな人種の集まりなのにこういうときは一致団結する。
(だけどチームワークは日本人がバツグンです!)
空を橙色に染めた夕日は地平線に沈み、お祈りと国歌斉唱も終わってみんな着席、いよいよロデオ本番です。
最初の競技はBareback Riding(ベアバックライディング)!
気合いの入った乗り手のかけ声でシュート(番号がふってある小さな箱)のドアがあけられます。
それと同時にポーンと勢いよく飛び出てくる人馬。
観衆は「おぉ〜〜」とどよめきました。
Bareback Ridingは跳ねまくる裸馬に乗ったカウボーイが8秒間落ちずにいれば「ビィーッ」と音がして「セーフ!」みたいな競技です。
無事に8秒間乗り切ったとき、ジャッジによって馬上でのカウボーイの姿勢や身のこなしなど採点したものがアナウンスされます。
次の人馬が登場するまで、ピエロの格好をした人が始終ジョークを言って観衆を笑わせてくれました。
飛び跳ねる荒馬を指さして、
「あの馬すげぇ〜、買おうっかなぁ!」
それに答えるアナウンサー、
「なんで、お前はクレイジーかぁ?」
「なに言ってんだよ、俺のじゃなくて誕生日のプレゼントだよ。かみさんの母ちゃんがトレイルに行く馬を欲しいって言ってたからさぁ〜。」
次から次へとかなりブラックなジョークを連発です。
一歩間違えれば大けがになりかねない緊張感、その雰囲気を和ませるためでしょうか・・・、理由はともあれカウボーイ達が出番の準備をしているあいだ退屈させません。
小規模のロデオでしたが、荒馬や子牛、大きな雄牛を相手に技を繰り広げるカウボーイ達、また3つのドラム缶をトップスピードで馬と回ってくるカウガール達の勇壮な姿など3時間存分に楽しむ事ができました。
ロデオの展開はとてもテンポが速く、次の出場者を待っている間もピエロのエンターテイメントやアナウンサーのしゃべりが入り軽快なリズムにのったショーです。
競技とはいえアトラクション的で派手で、スピード感もあり観客の目は休むヒマがありません。
舞台の中心になっている人馬や牛は特に目を引くものがありますが、私が注目したのは裏方でショーの進行を助けている人と馬でした。
ロデオのミニ知識。
ロデオに使われている荒馬は、激しく跳ねる馬を選りすぐりロデオを目的として生産されています。
ちゃんと「良い」跳ね方をする馬を選んできているわけです。
もちろん名前も付いていて、カウボーイ達は「あのXXXXXは手強いぞ」、と話題にするわけです。
続く
2010/10/04 6:17:05 | リンク用URL
Sep
29
2010
クォーターホースは牧場の作業、乗馬レッスン、観光地の外乗、無数の競技会、競馬、騎馬警察など様々な分野で日々大活躍しています。
そんなクォーターホースの種の保存のため1940年、アメリカのテキサス州にAQHA(アメリカンクォーターホース協会)が発足され業務の一環として血統管理を行っています。
AQHAは登録頭数400万頭以上の数を有し、馬の血統登録をする協会としては世界一の規模をもっています。
2007年には135,780頭以上のクォーターホースが新たに登録されました。
アメリカでは一般的に在来馬をクォーターホースと表現しAQHAに登録してあるものは、Registered Quarter Horse (登録されたクォーターホース)と言い分けたりします。
通常クォーターホースと呼ばれているものの中にはペイント(まだら模様)やアパルーサ(体全体やお尻の部分に斑点がある)も含まれますが、AQHAには登録できません。
これらの毛色のクォーターホースはペイントホースやアパルーサとして別の協会に登録されます。
AQHAに登録を許可されている毛色は栗毛を筆頭に16もの区別がありますが、2004年頃までは登録可能な馬の毛色の管理を今より厳密に行っていました。
稀に白い部分が多く出過ぎる子馬(cropout(クロップアウト)、主に栗毛に多い)は両親がRegistered Quarter Horse にかかわらず、AQHAには登録できませんでした。
その白い部分の改訂前の基準ですが、白面(顔が白い)の場合は白が目や顎にかかると登録不可で、脚の白い部分は膝や飛節以下でなくてはならず、たまに出る体(主にお腹)の白い部分(スポット)の直径の寸法も決められていました。
しかし1993年に産まれたクロップアウトの牡馬が米馬術連盟主催のUSETワールドチャンピオンシップで優勝するなど、レイニングで素晴らしい実績を残したため、その基準は改定されました。
ただし理想的なクォーターホースの毛色は顔や脚に出るわずかな白い部分を除いて同一でなければならず、改訂後も白い部分の基準範囲は広くなりましたが、その範囲は各部位によって厳しく決められています。
改訂後はクロップアウトとして産まれた子馬が、DNA鑑定によって両親とも Registered Quarter Horse と証明され、白い毛の部分が新基準内であればAQHAに登録できるようになりました。
改定のきっかけになった牡馬は、レイニングをなさる方なら誰でも聞いたことのあるガナ−という名前で親しまれ、(ガナ−(Gunner)はNRHA(全米レイニングホース協会)の登録名で、AQHAの登録名はColonels Smoking Gunです)今では子孫たちが大活躍している種牡馬です。
(なんと!ガナ−に乗ってしまいましたぁ〜)
ガナ−の白面は顔が額の所までどっぷりとミルクに付けたような特徴があるため、この馬の子馬は四白(脚4本が白い)ガナ−のような白面で生まれるとレイニング市場ではそれだけで値段が上がるほどみんなに好まれています。
(参照 American Quarter Horse Association)
2010/09/29 4:25:51 | リンク用URL
Sep
28
2010
アメリカではもっともポピュラーな馬の種類クォーターホースは、日本でもサラブレッドに続きよく耳にされるようになってきました。
原産地はアメリカで、障害飛越や馬場馬術などブリティッシュの競技会に使われているヨーロッパ産の品種やサラブレッドより体高が低く(14〜16ハンド、約143センチ〜163センチ)、その割に幅があり肩やお尻の筋肉が大きく発達していて体はがっしりしています。
サラブレッドのすらりと美しい体型に比較すると、クォーターホースは短足で広い胸前と大きく力強い後駆をも持ち、コンパクトな体型はずんぐりむっくり見えますがこのマッチョさは見慣れるととても味が出てきます。
馬面に変わりはありませんが、顔が短く小さめで額は平らなので全体のバランスが美しいからだと思います。
クォーターホースは体型的に2つのタイプに分けられていて1つはストックホースタイプで体型など前述した特徴を多く持っているものです。
動きがとても俊敏でこのタイプはレイニングやカッティングの競技に活躍しています。
もう1つは競馬や障害飛越に使われるタイプでどちらかというとサラブレッドの体型に似ていて体高は高め、体はなめらかな線を描きます。
クォーターホースという名前のいわれはもうご存じの方も多いと思いますが、1/4(クォーター)マイル(約400メートル)を走らせるとどの種類の馬より速いことからこの名前がつきました。
ある記録によると時速88.5キロを出したこともあるそうです。
競馬で言うと完全なスプリンター(短距離選手)であり、競走はクォーターホース同士で行われます。
また競走馬と同様、障害飛越に使われるタイプもサラブレッドの特徴を強く持ち当然それらの血統にはサラブレッドの血が品種改良する上で多く入っています。
(参照 American Quarter Horse)
2010/09/28 22:19:53 | リンク用URL
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