![アメリカ・ノースカロライナ州にある日本人向けの牧場「グリーンウェイランチ[GREENWAY RANCH]」ブログ](../img/head.gif)
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09
2014
「レイニングのパターンとマニューバー」
「レイニングの競技と採点の仕組み」
「レイニングの採点とペナルティーポイント」
上記は、ブログで書いてきた競技会についてのミニ知識ですが、
次に公開しようと思っていた内容に関することが、
4日前のオクラホマのフチュリティーファイナルで起こりました。
それも、まさかと思うレベル4、 最高レベルのクラスの最中でした。
出来事に関係したライダーには申し訳ないですが、
良い機会なので、今回はスコアゼロとノースコアの違いを、
この前のフチュリティーを例にとって説明したいと思います。
ノースコア(点数がない)、それとスコアゼロ(score of zero、0点)は、
同じように思われがちですが、今回のフチュリティーの結果を見ると、
大きな違いがあるのが分かります。
スコアゼロとは文字通り、スコアは0点という意味ですが
順位の対象になる点数は与えられるわけです。
ファーストゴー、そしてセミファイナルというように、
ファイナルに向けて予選があるオクラホマのフチュリティーは、
ファイナルに残るとスコアゼロでも賞金を受け取ることができます。
今回のフチュリティーの一番のハイライトとなった Level 4 オープンクラスで
Jimmy Van Der Hoeven が、
最後のマニューバーをスライディングストップで終わらせなくてはならないところを、
ストップの後にバックアップしてしまい、スコアゼロという結果を出してしまいました。
順調に走行を続け、最後の最後でペナルティーを出してしまった彼が、
痛悔の表情でアリーナを退場する姿は本当に気の毒に思いましたが、
30エントリー中の30位ではあっても、
この人馬は9712ドルの賞金を受け取ることができました。
このケースとは別に、同じクラスに出場した選手で、
去年のフチュリティーチャンピオンの Jason Vanlandingham は、
危うくノースコアになりそうな場面がありヒヤリとしました。
AR Guns N Roses に騎乗した Jason Vanlandingham の走行終了直後
アリーナまで入ってきた装具と馬体検査のジャッジは、
AR Guns N Rosesのお腹を見ながら何か戸惑っている様子でした。
コンピューターで見たライブの動画からなので推測になってしまいますが、
私には、彼がポストチェックの馬体検査で拍車による出血を見つけたように伺えました。
そして、ジャッジは自分だけでは判断しかねないため、
審査員席に座っている他のジャッジを呼んで
彼らの意見を求めるところが画面に映し出されました。
会場からはブーイングの嵐が起こって騒然となり、
その直後にライブ放送は画像を映すことをやめました。
初めて見る光景だったので、
一体どうなるのか固唾をのみ、動かない画面を見ながら結果を待ちました。
しばらくの間、映像は静止していましたが音声は入っていたので
観客のブーイングが歓声に変わるのと同時にスコアが発表され、
ノースコアの判定は出されなかったのが分かりました。
結果として、この人馬はファイナルで5位に入り、
獲得賞金 48759ドル を得ることができました。
もしノースコアという判定をジャッジが下した場合は、
順位にも入れず、もちろん賞金も発生しないのでその差は天と地です。
下記は、「Rules for Judging」 に記載されているノースコアの判断基準です。
・NRHA公認競技が行われる場所にて、そこの法に定められている馬にまつわるケア、競技内容、管理責任などの項目を侵害した場合。
・馬に対して、ショーアリーナで競技開始前の、あるいはその最中の虐待行為
(傷や出血を隠すためのペイントやそれに関連するものが馬体に確認された場合はノースコアにすることができる)
・ハミ、ボザールやカーブチェーンにワイヤーなどの禁止された物を使用する
・(サイズ、形状など規定外の)使用禁止のハミ、ボザールやカーブチェーンを使用する。
・タイダウン、ノーズバンド、タックカラーの使用。
・鞭の使用。
・馬の尻尾の血行障害を起こすようなもの、あるいは動きを抑えるものを装着する。
・馬体検査や馬具の検査時に下馬して馬と馬具を検査官に見せる義務を怠った場合。
・公認競技会では、ジャッジは馬に対して虐待あるいは苦痛や危険を伴うと見なした装具を取り外す、あるいは取り替えさせる権限がある。
・騎乗者による悪態や不作法な態度や行為。
・競技馬や騎乗者が危険な状態にある、または不適切な動きをしたと見なされた場合、ジャッジはその人馬を退場させることがある。
・許可されたクラス意外でつながった手綱を使用する
(スタンダードなロマールレーン、スナッフルビットとともに使用されるmecates、ボザールなど両手の使用が許可されているクラス。またはつながった手綱の使用を許可されている10歳以下のユースクラスは除く)
以上が、ノースコアの結果を招く記載項目となります。
ハミや頭絡、その他馬体に装着する道具に関しては、
使用可能なものが細かく説明されていますが、
それはここでは省略させていただきます。
いずれにしろ、ノースコアは乗り手、
あるいは指導者がルールの内容に十分な理解を持っていれば
避けられると言ってよいでしょう。
次回に公開するブログには、どんなに気を付けていても
競技中にやむおえず起きてしまうスコアゼロについて書いてみたいと思います。
(優勝した人馬に送られるトロフィー。 獲得するにはルールを守ることが第一歩。 写真はオクラホマのフチュリティーとは関係ありません。)
2014/12/09 12:12:16 | リンク用URL
Dec
03
2014
今回は、レイニングの競技中にライダーがもっとも避けたい
ペナルティーポイントについて説明したいと思います。
NRHA の 「Rules for Judging」 を参照しながら書きましたが、
翻訳すると理解しにくい個所もあると感じ、文章を補足しながら
ペナルティーの種類とポイントを説明するのに必要な部分のみ抜粋してあります。
ジャッジがレイニングの走行を採点するとき、
演技の良し悪しに応じて加減点していく作業の他に、
ペナルティーの有無にも注目しながら審査します。
ペナルティーを簡単に説明すると、
・パターンを走行する上で、指定されていない動きを馬がした場合
・ライダーが馬に対して禁止されている行為をした場合
そのような時に、ペナルティーポイント(マイナス点)が付けられます。
ペナルティーは、
マニューバーごとに演技の良し悪しを審査する加点、減点とはまた別のものです。
パターンの走行中にどこにでも起こり得ることで、
スコアシートには加減点とは区別して記録されるようになっています。
ペナルティーは、1/2ポイントから始まり、上限はありません。
加減点は馬の動きを中心に行われますが、
ペナルティーはライダーも審査の対象になっています。
下記は、ライダーや馬のどのような動作でペナルティーが生じるかの内容です。
・ライダーによる5ポイントのペナルティー:
・腹帯の前で拍車を使用する。
・手を使って馬を驚かしたり、誉める(愛撫など)。
・鞍をつかむ。
(鞍につかまることが許されている10歳以下のユースクラスは除く)
・馬による5ポイントのペナルティー:
・キックする、噛みつく(ライダーの足など)、立ち上がる、
(足で地面など)強く叩く、跳ねるなど馬の明らかな反抗が見られたとき。
レイニング競技の特徴は、指定されたパターンの開始から終了までが駈歩で行われ、
そのパターンの中の決められた数々のマニューバーを駈歩で繋いでいきます。
下記は、馬の歩様に関係しているベナルティーの内容とポイント。
その他スピンやロールバック、
そしてマニューバーを遂行する時の馬場の位置付けに関しての
ペナルティーの内容とポイントです。
2ポイントのペナルティー:
・ブレークオブゲイト(駈歩の最中に速歩が入る)
注:NRHAのグリーンクラスはシンプルリードチェンジ
(リードチェンジをするときに速歩を入れる)
が許されているため、このペナルティーは発生しない。
・スピンやロールバックの時に膠着する。
・センター(馬場の中央)にてキャンターデパーチャー(駈歩発進)で演技が開始される
パターンで、センターを通過する前に駈歩をする、
またはセンターで停止か常歩をせずに駈歩発進をする。
・ランイン(駈歩で馬場に入場するパターン)で最初のマーカーに達する前に
駈歩をしていない、または駈歩が速歩になる。
・指定されたマーカーの手前でストップの体勢をとる。
リード(駈歩の手前)のペナルティー:サークルの開始、サークルを走行中、
またはフィギアエイト(八字乗り)を走行中に:
・駈歩がアウトオブリード(手前が逆だったり不正駈歩)の場合1ポイント発生する。
アウトオブリードのベナルティーは累積され、1/4周ごとに1ポイント追加される。
・リードチェンジの時に、指定された場所より1ストライド(1完歩)遅れた場合は、
1/2ポイントのペナルティーが発生する。
・サークルの開始(駈歩発進)で速歩が2ストライドまで入った場合、
または、ロールバック後の駈歩をするにあたって速歩が2ストライドまで入った場合は、
1/2ポイントのベナルティーが発生する。
2ストライドを超える速歩で1/2周以内のサークルを走行、
あるいはアリーナの1/2以内の長さに渡って
速歩をした場合は2ポイントのベナルティーが発生する。
(ストップ&ロールバック後の直線に続き、次のランダウンに入る前Uターンしながら弧を描く)半円を走行中:
半円の最初の半分、またはそれ以内で正手前の駈歩をしていない場合は、
1ポイントのペナルティーとなる。
さらにそれが半円の後半まで及んだ場合は2ポイントのペナルティーとなる。
ストップへのアプローチ:
・ストップあるいは、ストップ&ロールバックへ向けてアプローチをするときに
壁から最低20フィート(約6メーター)以上あけていない場合。
1/2のペナルティーが発生する。
スピンのペナルティー:
1/2ポイント
・1/8周(45度)までのオーバースピン(停止位置を超えるスピン)、
アンダースピン(停止位置に届かないスピン)。
1ポイント
・1/8周(45度)以上1/4周(90度)以内のオーバースピンとアンダースピン。
レイニングの審査でジャッジが決める加減点は、それぞれのマニューバー事に
最低の減点で -1 1/2点、最高の加点でも 1 1/2点です。
それに比べ、ペナルティーというマイナスのポイントはたった1回でも時として
最終的な得点を大きく左右します。
レイニングの競技に参加するライダーが良い結果を望むのであれば、
まずはペナルティーを発生させないよう、
正確にパターンを走行することがもっとも重要だと言えます。
2014/12/03 8:16:03 | リンク用URL
Nov
27
2014
(前文)
今年最後で最大のレイニング競技会がいよいよオクラホマで始まります。
今月25日から入厩が許され、28日から競技の開始です。
フチュリティー(新馬戦)のファイナルは12月6日で、
レイニングの競技会としては最長期間に渡って行われます。
2014年、オープンクラスの3歳馬が競うフチュリティーには、
411頭が参加する予定となっています。
フチュリティーにエントリーされた馬たちは、
ファーストゴーとセカンドゴー(セミファイナル)の2回の予選を走行して、
その合計点で上位に位置した人馬が、ファイナルに進出できます。
まずは、ファーストゴーがファイナルへの最初の関門になりますが、
ファーストゴーのスコアがセミファイナルへ行ける基準に達さなかった場合、
その人馬のファイナルへの挑戦はそこで打ち切りとなります。
晴れてファイナルまで駒を進めることのできた馬たちは、
わずか10日の間に、ファーストゴー、セミファイナル、
そしてファイナルの3回の走行をするわけです。
その中には、諸々の事情でスクラッチ(棄権)する馬もでてくるので、
実際に競技に挑む頭数は減りますが、ファイナルに無事残った若馬たちは、
とても厳しい日程をこなさなくてはなりません。
今では、その様子を会場まで行かなくてもインターネットによって
ライブで走行が見られるようになりました。
(NRHA Futurity を検索してください。)
これまで、ブログでレイニング競技のことを綴ってきましたが、
オクラホマの大会と時期が重なり、ちょうど良い機会でもあるので、
採点の仕組みを簡単に説明させていただきます。
大まかな説明となりますが、まだレイニングの競技会をご存じでない方は、
ライブの走行と合わせてご覧になるとより大会の観戦が興味深くなると思います。
1年ほど前にオクラホマの競技会について、
ブログで書いた内容の一部を抜粋してここにコピーしました。
この大会がどれほどのものか、イメージしていただけると幸いです。
オクラホマのオープンクラスのフチュリティーは、予選で2回の走行をしなければならず、
その合計点でファイナルに進出できるかどうかが決まる。
3歳の若い馬にとっても、それに騎乗するトレーナーにとっても過酷で厳しいイベントだ。
(オープンクラス:エントリーはほとんどプロの乗り手でしめられるが、
基本的には誰でも参加可能。 優勝するには最も難易度の高いクラス。)
長くても4日間ほどのローカルの競技会とは異なり、
長期戦になるオクラホマの大会では昼夜の区別がつかなくなる生活が
人馬ともに一番こたえるのではないだろうか。
日中、本馬場は競技に使用されるため、
本馬場での馬の調整はどうしても夜以降になってしまう。
トレーナーによっては、一番馬場がすく真夜中から夜明け前に騎乗するので、
予選を勝ち抜けばなおさら、何日も不規則なスケジュールを強いられる。
そのため、ファイナルでは冗談抜きで目の下にくまが目立つ選手もでてくる。
オクラホマのような大舞台でプロとして活躍する場合、
経験を豊富に積み技術も身についた、まだ体力のある30代後半から40代終わりくらいが
乗り手として脂ののりきった時期に思える。
ある程度の年齢を超えると、たとえ技術は素晴らしくても
長期にわたる試合は、体力と気力を持続させるのが難しくなってくるからだ。
そして、競技会は馬に乗るだけではなく、
社交とビジネスにも神経を使う場所なので、期間中に蓄積する疲労は半端ではない。
競技場でのハードなスケジュールに加え、
オクラホマの舞台は、全米から人馬が集まって繰り広げられる競技会で、
馬の輸送時間が10時間以内でおさまる距離に居る場合はまだしも、
それ以上の長距離を移動しなくてはならない時は、
なおさら馬と人のコンディションをキープするのは大変になる。
以前、ニュージャージーに住んでいたとき、
馬運しながらオクラホマに何回となく移動したことがあるが、
30時間トレーラーを繋いだトラックに揺られるのは、
ただ乗っているだけでも非常に疲れたのを思い出す。
ニュージャージーからオクラホマまでは、アメリカ大陸を半分移動するという、
途方もない距離のため、馬の輸送疲れを癒す手立てとして、
競技会場への入厩数日前にオクラホマ入りして、
知り合いの牧場で馬に一息つかせながら調整するということもあった。
___________________________________________
採点の仕組み
レイニングの競技は、13種類あるパターンの中で指定された1つを各々の人馬が走行します。
クラス分けされた人馬は、決められた1つのパターンを順次に演じ、
その演技をジャッジが審査し点数の優劣によって順位が決まります。
1回にかかる走行時間は、パターンにもよりますが4分から5分くらいです。
トップクラスのライダーがランインパターン(駈歩入場)で演じた場合は、
当然小さな子供達がウォークインパターン(常歩入場)で演じたときより速く終わります。
クラス分けは、
ライダーや馬の獲得賞金総額、
ライダーや馬の年齢、
プロのライダーかノンプロ(アマチュア)のライダーか、
など様々な方法で区別されます。
それぞれのパターンには、7つから8つの採点の対象となるマニューバーがあります。
(パターン12の小さい子供用の経路は6つのマニューバーで構成されている。)
マニューバーについては、11月1日に公開したブログ
「レイニングのパターンとマニューバー」 を参考になさってください。
採点は70点を持ち点として演技が始まり、
遂行されるパターンの馬の演技が可もなく不可もなく、
平均的であればその走行に対して1人のジャッジから70点が与えられます。
ただし、この点数はペナルティー(次のブログにて説明)が発生していない場合です。
ジャッジは馬の演技をマニューバー事に区切って採点し、
そのマニューバーの動きに正確さや冴えがない場合は、
程度により、1/2ポイント、1ポイント、1 1/2ポイントという単位で減点します。
また、採点しているマニューバーが優れたもので完成度が高いと、
1/2ポイント、1ポイント、1 1/2ポイントというように減点と同じ単位で加点されます。
参加するクラスの大きさによってジャッジの人数は異なり、
小さいクラスは1人のジャッジで審査され、
もっとも大きなクラスでは5人のジャッジが審査します。
5人のジャッジによって採点されたときは、
最高点と最低点を除いた3つの合計点が活かされます。
(オクラホマのフチュリティーのクラスは5人のジャッジによって審査されます。)
例えば平均的演技でペナルティーが発生してない走行の場合、
1人のジャッジが採点したクラスだと70点、2人のジャッジの時は140点、
5人のジャッジの場合は210点の得点がもらえるわけです。
(今回オープンクラスのフチュリティーにエントリーしているノースカロライナの選手たち。果たして・・・)
2014/11/27 21:53:57 | リンク用URL
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