![アメリカ・ノースカロライナ州にある日本人向けの牧場「グリーンウェイランチ[GREENWAY RANCH]」ブログ](../img/head.gif)
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05
2016
レイニングホースのメンテナンス運動をするとき、
私が思う運動の重要性や目的として、2つのポイントがあります。
今回は、その一つについて書いてみたいと思います。
日頃のメンテナンス運動の目的は、
レイニングのパターンに含まれるマニューバー、
(大小のサークルとリードチェンジ、ストレートラインにストップとロールバックまたはバックアップ、スピン) を馬が綺麗な姿勢を保ちながら演じられるようにするためと、
競技会に向けて本格的なトレーニングにいつでも入れるよう
基礎体力をつけておくためと考えています。
人が自身の体を使いながら何かを表現する場合、
(例えば舞踊やアイススケート、体操の床運動など)基本の姿勢がしっかり定まっていないと、
正確な動きができないばかりか、見た目に美しくありません。
それは、ジャンプや回転などスピードに乗って大きく体を動かす場面では
如実に表れると思います。
それぞれの分野で基本運動は異なると思いますが、根本にある運動の目的は、
バランスを保ちながら体を動かせるようにする(いかなる動作でも軸を失わないようにする)、
そういった練習がほとんどだと思います。
レイニングは馬の動きが審査の対象とされ、その動く様子で優劣が決まる競技ですから、
レイニングホースはアスリートであると共に、パフォーマーでもあるわけです。
そのため、観客やジャッジがその動きを美しいと感じる必要があり
バランスのとれた動きには美しさが伴いますから、
バランスを養うという意味でも、普段のメンテナンス運動は重要です。
それでは、メンテナンス運動が馬にとってどのような事なのか、
少し体感していただくと理解しやすいと思います。
機会があったら外を歩くときに、次のような事に注意しながら歩いてみて下さい。
・まず、腰を(感覚として)2センチほど落とし、左右の歩幅を大きく踏み出しながら歩きます。
その時に腰が上下しないよう、水平に保ちながら歩きます。
・いつもより歩くリズムに勢いをつけ(スピードを上げて)
腕も元気よく左右同じように振って下さい。
・背筋はスッと伸ばし、あごは軽く引いて、直線を歩くときは一本の線上を歩きます。
人と馬では動きの内容がだいぶ異なりますが、このように人が形を作りながら歩く様子は、
馬のメンテナンスの運動をしているときに、似たような感覚を感じます。
私は、普段の作業で牧場内をよく歩きますが、
上記のような歩き方だと5分と経たない内に息が切れてきます。
よほど注意しないと歩幅を大きくするのを忘れ、
歩幅に気をまわすと今度は背筋を伸ばすことを忘れるなど、
言われたように歩く事を継続するには、それなりの練習が必要になります。
そして、普段はいかに体に負荷をかけず、
楽に歩いているか、という事も痛切に実感できます。
この事を馬の運動に当てはめると、人が楽に歩いている状態は、
馬が伸びきった姿勢で常歩をしたり、
ポコポコと速歩や駈歩をした時のイメージに似ていると思います。
前進気勢なく動くため、
姿勢も崩れてあっちフラフラ、こっちフラフラという状態になっています。
準備運動や沈静運動の時は別として、
乗り手は普段の何気ない運動でもしっかりと馬を推進しながら動かし、
レイニングホースのメンテナンスは気を抜かずに行う必要があると思います。
メンテナンス運動で前進気勢をもたせながら、
バランスの取れた姿勢を保つ運動を続けると、
馬は基本的な体力を養うことができると共に、
マニューバーをこなすときは美しい形で動く習慣がつきます。
そして、競技会に向けて本格的なトレーニングを始める段階になったとき、
乗り手も馬も無理することなくそのプロセスを過ごすことができると思います。

(馬の姿勢を作る時はしっかりと脚を使う必要があります。)
2016/02/05 1:36:55 | リンク用URL
Jan
28
2016
馬と関わること35年。
乗った馬の数も多いですが、
レッスンをしてきた人たちもそれに負けないくらいの数になってきました。
私の馬人生は、
競走馬上がりのサラブレッドを相手にブリティッシュスタイルで始めました。
初心者の頃から乗馬レッスンはほとんど受けたことがなくて、
独学で沢山の落馬と骨のヒビ、青あざを経験をしながら今に至っています。
途中でウエスタンに転向した後は、
日本でしばらく乗馬レッスンと外乗の先導をこなすとともに、
時には外国人指導者の通訳をすることもありました。
色々な経験を日本でもする機会がありましたが、
馬に関しての全てにおいて一番向上したのは渡米してからでした。
アメリカに移り住んで数年間は
トレーニング専門の牧場で馬に乗る事のみに専念しながら、
時折耳に入ってくる馬についてのプロの会話、
トレーナーがノンプロライダーをレッスンしている所や馬の調教をしている光景、
競技会場で見てきた何百、何千という走行、
そのような馬に関するありとあらゆる経験を体に焼き付けながら
今もなお独学の馬人生は続いています。
ここまで来るのに努力をしたという記憶があまりない、流れ任せの馬人生です。
その時々に、小さな目標があってその積み重ねが延々と続いて今がある感じです。
積み重ねの結果として、私にはグリーンウエイランチを開くという大きな転機が訪れました。
その転機は、再びレッスンをするチャンスが巡ってきたということでもありました。
馬の様子から伝わってくる乗り手の感覚を見ながらレッスンを進めるという
独自の指導方法が自然と身に付いたのは、
星の数ほど人が馬に乗っているところを見てきたためだと思っています。
その数を重ねた人馬ウォッチングから
私は、ある人間の思考の特徴に気が付いたことがありました。
グリーンウエイランチで私がレッスンするお客様は様々です。
年齢、性別そして乗馬経験の度合いだけでなく目的も異なります。
例えば、
乗馬は初めてでどのようなものなのか体験したい、
研修という形で牧場に滞在しながら技術を向上したい、
親に連れてこられた小さい子どもたち、
レイニングホースの調教や操作方法を勉強したい、
アメリカで競技会を経験するために、などなど・・・
その人たちの中には、運動神経が良い人やそうでない人。
度胸があったり怖がりだったり、
馬に対して天性の感覚があったり、不器用だったり・・・
レッスンを通して様々なケースを見ていく内に、
その人に備わった素質の有無に関係なく上達する人がいるのに気が付きました。
そういう人たちにはある共通した乗馬に取り組むときの心構えがあるのです。
どういうことかというと、自分に目標を作る人たちなのです。
達成したい内容の大小に関わらず、
自分に目標を掲げてそれに向かって一心に乗馬をしている人は
必ず上達するのを見てきています。
レッスンの時に、生徒さんへ私から目標を作る時もありますが、
本人が決心したことほどには動機付けにはなりませんし、
継続する意欲をそそることも本人の意思ほどには効果はありません。
毎回、乗馬するときに本当に些細なことで良いので
自分がその一鞍でできそうな目標を作って挑戦してみてください。
小さいことが少しづつ出来るようになると、
いつの間にか本人も気が付かないうちに上達しているものです。
馬の上からは、どれくらい上達したのか分からないこともあるので、
たまに写真や動画で乗馬している様子を撮ってもらうのも良いと思います。
人から、「上手になったね。」 と言われて自覚できる時もあるので、
そんなことを励みにすると乗馬はもっともっと楽しくなります。
グリーンウエイランチのレッスンはマンツーマンで行うようにしています。
そうすることによって私自身、指導しながら実に多くのことを生徒さんから学ばせてもらっています。

2016/01/28 1:44:29 | リンク用URL
Jan
23
2016
グリーンウエイランチを建てる前は退屈するほど時間を持て余していたのに、
今はやりたくても出来ない趣味がある。
不思議なもので時間があり過ぎるとダラダラと無駄に過ごし、
忙しい時に限ってやりたいことが山ほど出てくるのは皮肉なものだ。
その一つが、絵を描くこと。
一度始めてしまうと夜を徹して夢中になってしまうため、
自分の中の衝動を抑えて今はあえて描かないでいる。
先日、牧場の入り口を拡張するためにメールボックスと看板を移動しなくてはならなかった。
グリーンウエイランチの看板は、2010年に立てかけたものだ。
当時、滞在していた研修生の
「みどりさん、看板を作りましょうよ!」
という掛け声で看板を作ることになった。
それはとてもありがたい提案だった。
もし、あの時研修生の働きかけがなかったら未だに看板はなかったかもしれない。
6年前みんなで街に出ていき、工事で余った材料に必要なものを買い足して
ワイワイ、コツコツと作った看板。
完成した看板の設置を終えたときは、全員で歓声をあげたのが懐かしい。
文字の部分は、既製のものを Michaels というクラフトショップでゲットした。
日本で言えばユザワヤのようなお店で、手作りの材料を沢山売っている。
そこで、文字を形どったものを買ってきてペンキを塗り看板に張り付けた。
それから4年が経過。
字の部分が雨風と日光でボロボロになり、
一昨年は、滞在中の研修生とともに修復作業をした。
ところが、その時に購入した文字は1年と経たないうちに崩れてきて、
再び修理が必要になってしまった。
そこで入り口の拡張を期に、看板をバーンへ一時移動して、
今回は貼り付けという方法ではなく、長くもつようにと直に文字を描くことにした。
平面な字に立体感を出すため、陰影の部分に使うペンキの配合を考えていると、
私の体に懐かしい感覚がよみがえってきた。
室内で絵を描くのとは違い、馬小屋は寒くて軍手をはきながらだったが、
手に握る筆の感触と色を塗っていく動作は、
私の気持ちを深く落ち着かせてくれた。
このところ、また不眠症の傾向にあったがなんとその夜は熟睡。
絵を描くことは素晴らしいリラクゼーションだ。
(2010年、出来立ての看板。青空を背景にまぶしい)
(2010年、犬のハナと猫のゴンタも一緒に設置の終わった看板の前で記念撮影)
(2014年、看板の修復作業をする。文字の部分は張り替えた)

(先日行った文字を描き込む作業。 これでしばらくもちますように!)
2016/01/23 1:07:30 | リンク用URL
GREENWAY RANCH
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TEL:1-919-915-1088 | FAX:1-919-934-5837 | E-mail:midorifjmtpc2@gmail.com
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