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2010
クォーターホースは牧場の作業、乗馬レッスン、観光地の外乗、無数の競技会、競馬、騎馬警察など様々な分野で日々大活躍しています。
そんなクォーターホースの種の保存のため1940年、アメリカのテキサス州にAQHA(アメリカンクォーターホース協会)が発足され業務の一環として血統管理を行っています。
AQHAは登録頭数400万頭以上の数を有し、馬の血統登録をする協会としては世界一の規模をもっています。
2007年には135,780頭以上のクォーターホースが新たに登録されました。
アメリカでは一般的に在来馬をクォーターホースと表現しAQHAに登録してあるものは、Registered Quarter Horse (登録されたクォーターホース)と言い分けたりします。
通常クォーターホースと呼ばれているものの中にはペイント(まだら模様)やアパルーサ(体全体やお尻の部分に斑点がある)も含まれますが、AQHAには登録できません。
これらの毛色のクォーターホースはペイントホースやアパルーサとして別の協会に登録されます。
AQHAに登録を許可されている毛色は栗毛を筆頭に16もの区別がありますが、2004年頃までは登録可能な馬の毛色の管理を今より厳密に行っていました。
稀に白い部分が多く出過ぎる子馬(cropout(クロップアウト)、主に栗毛に多い)は両親がRegistered Quarter Horse にかかわらず、AQHAには登録できませんでした。
その白い部分の改訂前の基準ですが、白面(顔が白い)の場合は白が目や顎にかかると登録不可で、脚の白い部分は膝や飛節以下でなくてはならず、たまに出る体(主にお腹)の白い部分(スポット)の直径の寸法も決められていました。
しかし1993年に産まれたクロップアウトの牡馬が米馬術連盟主催のUSETワールドチャンピオンシップで優勝するなど、レイニングで素晴らしい実績を残したため、その基準は改定されました。
ただし理想的なクォーターホースの毛色は顔や脚に出るわずかな白い部分を除いて同一でなければならず、改訂後も白い部分の基準範囲は広くなりましたが、その範囲は各部位によって厳しく決められています。
改訂後はクロップアウトとして産まれた子馬が、DNA鑑定によって両親とも Registered Quarter Horse と証明され、白い毛の部分が新基準内であればAQHAに登録できるようになりました。
改定のきっかけになった牡馬は、レイニングをなさる方なら誰でも聞いたことのあるガナ−という名前で親しまれ、(ガナ−(Gunner)はNRHA(全米レイニングホース協会)の登録名で、AQHAの登録名はColonels Smoking Gunです)今では子孫たちが大活躍している種牡馬です。
(なんと!ガナ−に乗ってしまいましたぁ〜)
ガナ−の白面は顔が額の所までどっぷりとミルクに付けたような特徴があるため、この馬の子馬は四白(脚4本が白い)ガナ−のような白面で生まれるとレイニング市場ではそれだけで値段が上がるほどみんなに好まれています。
(参照 American Quarter Horse Association)
2010/09/29 4:25:51 | リンク用URL
Sep
28
2010
アメリカではもっともポピュラーな馬の種類クォーターホースは、日本でもサラブレッドに続きよく耳にされるようになってきました。
原産地はアメリカで、障害飛越や馬場馬術などブリティッシュの競技会に使われているヨーロッパ産の品種やサラブレッドより体高が低く(14〜16ハンド、約143センチ〜163センチ)、その割に幅があり肩やお尻の筋肉が大きく発達していて体はがっしりしています。
サラブレッドのすらりと美しい体型に比較すると、クォーターホースは短足で広い胸前と大きく力強い後駆をも持ち、コンパクトな体型はずんぐりむっくり見えますがこのマッチョさは見慣れるととても味が出てきます。
馬面に変わりはありませんが、顔が短く小さめで額は平らなので全体のバランスが美しいからだと思います。
クォーターホースは体型的に2つのタイプに分けられていて1つはストックホースタイプで体型など前述した特徴を多く持っているものです。
動きがとても俊敏でこのタイプはレイニングやカッティングの競技に活躍しています。
もう1つは競馬や障害飛越に使われるタイプでどちらかというとサラブレッドの体型に似ていて体高は高め、体はなめらかな線を描きます。
クォーターホースという名前のいわれはもうご存じの方も多いと思いますが、1/4(クォーター)マイル(約400メートル)を走らせるとどの種類の馬より速いことからこの名前がつきました。
ある記録によると時速88.5キロを出したこともあるそうです。
競馬で言うと完全なスプリンター(短距離選手)であり、競走はクォーターホース同士で行われます。
また競走馬と同様、障害飛越に使われるタイプもサラブレッドの特徴を強く持ち当然それらの血統にはサラブレッドの血が品種改良する上で多く入っています。
(参照 American Quarter Horse)
2010/09/28 22:19:53 | リンク用URL
Sep
27
2010
序文
様々な馬に関してのサイト 「トエル」 にブログを載せて頂くことにしました。
このグリーンウエイランチの公式サイトは研修生たちの手で作り上げてもらったら面白いのではないかと、自分ではあまり利用しなかったのですが 「トエル」 に投稿させて頂いてる内容はここでも載せていきたいと思いました。
クォーターホースやレイニングに関しての情報や私の思いを綴っていきたいと、チョッピリはりきってます。
この牧場を起ち上げた大きな目的の1つとして、ウエスタン本場のアメリカで沢山の日本人が良きホースマン、良き馬の理解者になるためわずかであっても力添えをすることができたら良い・・・、と考えそれに1歩近づくための作業です。
また、私自身、一人のレイニング愛好者でそれに貢献してくれる馬達に敬意を表する意味でも書きたいと思っています。
ここからは様々なシリーズとなっていきますが気を長く持って読んで頂ければ幸いです。
レイン♪ レイン♪ レイニング〜
レインは雨のRainではなくReinと綴りウエスタン用語で手綱の事です。
レイニング(Reining)とはウエスタン競技の1つでほとんど毎週末と言っていいほどアメリカのどこかで試合が行われています。
なぜレイニング(手綱ING)なのか・・・、簡単に説明すると軽い手綱操作によって馬を自由自在にコントロールでき、且つ馬自身が自ら進んで演技している様子を表現する競技だからです・・・言葉にするのはなかなか難しいですがそんな風に調教されている馬達のウエスタン版馬場馬術です。
後にこの競技の説明も詳しくさせて頂きますが、レイニングの競技会はほとんどがクォーターホースの活躍によって成されています。
今、アメリカのケンタッキー州で行われている4年に1度の馬のオリンピック World
Equestrian Game にはウエスタン競技で唯一レイニングが種目として参加しています。
オーストリアの選手が騎乗した Einstein Revolution はここでチビと呼ばれている子馬のお父さんでもあります。
テレビで観戦しながら、思わず手に汗握ってしまいました。
次回はこの特筆すべきクォーターホースのミニ知識を書きます。
2010/09/27 3:09:05 | リンク用URL
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