アメリカ・ノースカロライナ州にある日本人向けの牧場「グリーンウェイランチ[GREENWAY RANCH]」ブログ

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2014

レイニングの競技とクォーターホース

2011年12月から2012年2月までのブログで4回にわたり、
レイニングの競技会についてミニ知識を綴りました。

それ以降、NRHA(ナショナルレイニングホースアソシエーション)のルール改訂も若干あったため、
今回は数回に分けて、以前に公開したブログを基盤にしながらもう一度、
レイニングに関して、そして改訂後のNRHAのルールにプラス必要と思われる内容を書いていきたいと思います。



「レイニングの競技とクォーターホース」

レイニングという単語に使われているレインは、
雨のRainではなく Reinと綴り、それはウエスタン乗馬用語で手綱の事です。

レイニング(Reining)とはアメリカで生まれたウエスタン版馬場馬術競技の1つで、
ほとんど毎週末と言っていいほど どこかで試合が行われています。

なぜレイニング(手綱ing)なのか・・・、
この競技を簡単に説明すると、騎乗者の軽い手綱操作によって馬が自由自在に動き、
その動きは馬自身が自ら進んで演技しているような様子に注目しながら、
馬の演技能力を審査する競技だからです。

レイニングの競技会は、
一組の人馬が指定されたパターン(経路)を馬場の中で順次に走行します。

それぞれのパターンにはいくつかの決められた演技項目があり、
ジャッジは演技中の馬の動きからその優劣を審査し、
ジャッジの採点で順位が決まります。

レイニングの競技会は、ほとんどがクォーターホースの活躍によってなされていて、
レイニングホースとしての血統は約50年の歳月に渡り愛好者によって追及され続けています。

アメリカではもっともポピュラーな馬の種類クォーターホースは、
日本でもサラブレッドに続きよく耳にされるようになってきました。
 
クォーターホースの原産地はアメリカで、
障害飛越や馬場馬術などブリティッシュの競技会に使われているヨーロッパ産の品種や
レースに使われるサラブレッドより体高が低く(14〜16ハンド、約143センチ〜163センチ)、
その割に幅があり肩やお尻の筋肉が大きく発達していて体はがっしりしています。

DSC01831.JPG


(メスの2歳馬ブーマー、グリーンウェイランチにて)


サラブレッドのすらりと美しい体型に比較すると、
クォーターホースは短足で広い胸前と大きく力強い後駆を持ち、
コンパクトな体型はずんぐりむっくり見えますがこのマッチョさは見慣れるととても味が出てきます。 

馬面に変わりはありませんが、
顔が短く小さめで、額は平らなため全体のバランスが美しいからだと思います。

DSC01847.JPG



クォーターホースは体型的に3つのタイプに分けられていて
1つはストックホースタイプで体型など前述した特徴を多く持っているものです。 
動きがとても俊敏で、このタイプはレイニングやカッティングの競技に活躍しています。
 
もう1つは競馬や障害飛越に使われるタイプで、
どちらかというとサラブレッドの体型に似ていて体高があり、体はなめらかな線を描きます。

最後の1つはホルタータイプです。
クォーターホースの中では、体高(15.2−16ハンド)、体重(540s以上)
ある大きな体型で、ハンドラーによって馬そのものを見せる競技に使われます。 

クォーターホースという名前のいわれはもうご存じの方も多いと思いますが、
1/4(クォーター)マイル(約400メートル)を走らせると
どの種類の馬より速いことからこの名前がつきました。

ある記録によると時速88.5キロを出したこともあるそうです。
競馬で言うと完全なスプリンター(短距離選手)であり、
競走はクォーターホース同士で行われます。 

また競馬に使われるクォーターホースと同様、
障害飛越に使われるタイプもサラブレッドの特徴を強く持ち、
それらの血統にはサラブレッドの血が品種改良する上で多く入っています。

クォーターホースは牧場の作業、乗馬レッスン、観光地の外乗、多岐にわたる競技会、競馬、騎馬警察など様々な分野で日々大活躍しています。

そのようなクォーターホースの種の保存のため1940年、
アメリカのテキサス州にAQHA(アメリカンクォーターホース協会)が発足され
業務の一環として血統管理を行っています。 

AQHAは登録頭数400万頭以上の数を有し、
馬の血統登録をする協会としては世界一の規模をもっています。
2007年には135,780頭以上のクォーターホースが新たに登録されました。 

アメリカでは一般的に在来馬をクォーターホースと表現し、
AQHAに登録してあるものは Registered Quarter Horse (登録されたクォーターホース)と言い分けたりします。 

通常クォーターホースと呼ばれているものの中にはペイント(まだら模様)や
アパルーサ(体全体やお尻の部分に斑点がある)も含まれますが、
AQHAには登録できません。 
これらの毛色のクォーターホースはペイントホースやアパルーサとして別の協会に登録されます。

(一部参照 American Quarter Horse)












2014/09/10 0:58:34 | リンク用URL

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