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2012
今回は、レイニングの競技中もっともライダーが避けたいペナルティーについて簡単に説明したいと思います。
ジャッジがレイニングの走行を採点するとき、演技の良し悪しを加減点していく作業の他に、
ペナルティーの有無も審査します。
ペナルティーを簡単に説明すると、経路を走行する上で指定されてない動きを馬がした場合、
また、ライダーが馬に対してやってはならない行為をしたときにペナルティー(マイナス点)として加えられます。
減点、加点とはまた別のもので、ペナルティーも各マニューバーを遂行する上で生じた場合に加えられます。
ペナルティーは、1/2ポイントから始まり、上限はありません。
加減点は馬の動きを中心に行われますが、ペナルティーに関してはライダーも審査の対象になっています。
(競技馬場への入場口。 ウイリアムストン競技場)
(ジャッジとスクライブ)
下記は、ライダーや馬のどのような動作がペナルティーの対象になるかの例です。
ライダーによる5ポイントのペナルティー:
・腹帯の前で拍車を使用する。
・手を使って馬を驚かせたり、誉める(愛撫など)。
・鞍をつかむ。
馬による5ポイントのペナルティー:
・キックする、噛みつく(ライダーの足など)、立ち上がる、(足で地面など)叩く、
尻っぱねするなど馬の明らかな反抗。
2ポイントのペナルティー:
・歩様がくずれる。(駈歩の最中に速歩が入るなど)
・スピンやロールバックの時に膠着する。
・センター(馬場の中央)にてキャンターデパーチャー(駈歩発進)で演技が開始される
パターンで、センターを通過する前、またはセンターで停止か常歩をせずに
駈歩発進をする。
・ランイン(駈歩で馬場に入場するパターン)で最初のマーカーに達する前に
駈歩をしていない、または駈歩の歩様がみだれる(速歩などが入る)。
・指定されたマーカーの手前でストップしたり、ストップの体勢をとる。
リードのペナルティー:
以前のブログ、「キャロライナクラッシックの動画」で紹介させて頂いた映像を
ご覧になって分かるように、レイニングの競技はストップやスピンを駈歩で繋ぎながら、
パターンの全ては駈歩の連続によって行われます。
従って、駈歩の最中に起こるペナルティー(リードペナルティー)に関しては
以下の様に細分化されています。
1ポイントのペナルティー:
・(サークルを走行している時)に正手前で駈歩をしていない場合は、1/4周ごとに
1ポイントずつ加算される。
・(ランダウンの前に半円(Uターンあるいは弧)を描くとき)最初の半分
(円で例えると1/4周)に至るまで正手前で駈歩をしていない場合は1ポイントの
ペナルティーとなる。
さらにそれが後半の半分(円で例えると1/2周)まで及んだ場合は2ポイントの
ペナルティーとなる。
注: パターンで、直線の走行(ロールバックの後やランダウン)をする時の駈歩の
手前はペナルティーの対象にはならない。
1/2ポイントのペナルティー:
・デパーチャー(駈歩発進)で速歩(2ストライド以内)が入る。
・ロールバック後の駈歩をするにあたって速歩(2ストライド以内)が入る。
・リードチェンジにおいて、指定の場所より1ストライド以内で遅れが生じた場合。
2ポイントのペナルティー:
・ロールバック後、2ストライド以上の速歩が入る。(ただし馬場の長辺の1/2までとする)
・デパーチャーで速歩が2ストライド以上入る。
・(ランダウンの前の半円を走行時(馬場の長辺上でUターンしながら弧を描いている時))
Uターンの部分の半分以上(円でいうと1/4周以上)が正手前の駈歩でなかった場合。
スピンのペナルティー:
1/2ポイント
・馬の肩幅、あるいは1/8周(45度)までのオーバースピン、アンダースピン。
2ポイント
・1/8周(45度)以上1/4周(90度)までのオーバースピン、アンダースピン。
注:1/4周(90度)以上のオーバースピンはスコア0になり、
1/4周以上のアンダースピンの場合、直ちに停止位置を調整した場合は
膠着とみなされ2ポイントのペナルティーとなる。
その他の1/2のペナルティー:
・ストップ&ロールバックを馬場の仕切り(壁)から20フィート(約6メーター)以上
離れていない所でする。
レイニングの審査でジャッジが評価する加減点は、各マニューバー事に
最低で -1 1/2点、最高でも 1 1/2点です。
それに比べ、ペナルティーというマイナスのポイントはたった1回でも時として最終的な得点を大きく左右します。
レイニングの競技に参加するライダーが良い結果を望むのであれば、
まずはペナルティーを発生させない走行を心がけることがもっとも重要だと言えます。
(豪快なストップを決めても、ペナルティーがあるとプラスはあっという間にマイナスへ。)
2012/01/19 23:50:52 | リンク用URL
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