アメリカ・ノースカロライナ州にある日本人向けの牧場「グリーンウェイランチ[GREENWAY RANCH]」ブログ

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みどりのThat’s録・馬に魅せられて (馬旅2019年 創刊号01) みどりのThat’s録・馬に魅せられて (馬旅2019年 創刊号01) みどりのThat's 録 (ウィリー)
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Jul

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2009

いつになっても・・・(井岡 心)

前回ブログに書いた問題の妊娠中のお馬さん、出産予定日から2ヶ月も過ぎてしまいました。
1ヶ月半遅れて無事に産まれたという話は最近みどりさんも聞いたことがあるそうです、さすがに2ヶ月は異常です。
お母さんは飛び回っていて元気なのですが、赤ちゃんに異常があるのかもしれないと、心配になったみどりさんが獣医さんを呼びました。

獣医さんが来る前日。
いつものように産室に彼女を入れて、2人でチェック。
「やっぱりお腹大きいよね〜」
「下の方にふくらんでますよね」
「アクティブな子だから、ただたんに太ってきてるだけなんてことないと思うんだけど・・・」
「赤ちゃんがまだ準備できてないのかな?」
「でも、2ヶ月は長すぎるよ−」
なんて、心配しながら話していました。

そして、運命の朝・・・
やってきたのはベテランのおじいさん獣医。
みどりさんが今の状況を説明すると、
「今まで何度も出産を見てきたけど、2ヶ月間母体も赤ちゃんもトラブルなしにいられるなんてありえない」
「予定日から30日過ぎるのはよくあるが、60日はおかしい」とコメント。

さっそく検査開始。
まずは触診をするので、馬に鎮静剤を打ったのですがなかなか効かず結局3本も打ちました。
馬はぐったり状態。
獣医さんは慣れた手つきで肛門に手を突っ込みもぞもぞと触診。
と、5秒も経たないうちに「この子妊娠してないよ(=w=)/・・・、子宮はnice&clean、
少なくとも6ヶ月は空の状態だよ。」

「えー!?早っ!!!」
「しかも入ってないの(>A<;)!」
なんとなくその可能性も考えていたので、結果に対してはすごい驚きはしませんでした。
でも、獣医さんの早くあっさりとした診断結果に唖然・・・笑

みどりさんと獣医さんが話をしている間、今まで一番遠い放牧場から毎晩、毎晩、産室に彼女を連れて来ていたのはなんだったのだろうとちょっとショックを受けていました。
いつ産まれるのだろうと楽しみに頑張って見回りしたり、母体をチェックしたり・・・なのにこのオチ!!!!???
なんだよ、もう〜(/w\)
そんなことを一人でもんもんと考えていました。

するとどこからかいびきが・・・
音をたどると誤妊娠の発覚した彼女が馬房のコーナーに頭をつけて爆睡していました。
まぁ、3本も鎮静剤を打たれたので仕方ないのですがそれにしてもすごいいびきなんです。
人間でも大きな音でゴーゴーとずっといびきをかき続ける人いますよね?
あれと全く同じいびきをかいているんです(・O・)
馬でもこんな風ないびきをかくんだとびっくりしました。
寝てるポーズもおかしくって笑えるし(写真がないのが悔しいです)、あきれちゃうほどのいびきだし。
転んでもただじゃ起きない馬だなと思いました。笑

ということで、赤ちゃんははいっておらずいつになっても出てくるわけがないのです。
お騒がせいたしました(ーxー;)
想像妊娠という言葉がありますが、それは子馬誕生を楽しみにしていた人間の方だったようです。

勘違いしていた言い訳をちょっと、・・・
まずはどんどんお腹が大きくなってきたこと、それは産室に入れられ他の馬に遠慮することなく、一人で充分な食事を食べることができたためで、ただ単に太っただけ!
つぎにおっぱいが出てきたこと、それはチェックのしすぎ。 (獣医さんにもう搾るなと言われました)
あと、予定日が大幅に遅れたのにまだ妊娠していると信じたこと、・・・それは、今年は他の繁殖牧場でも出産が大幅に遅れていたためでした。 
以上の理由により私たちは妊娠を信じ続けていたのです。

そして勘違いされていた彼女はといえば、・・・
太ったために動くのがめんどくさいのか以前のようなアクティブさが消え、彼女の走っている姿は今じゃなかなか見れなくなってしまいました。
やっぱりどう見ても妊婦さん?

ココちゃん、仔馬、バレンタイン.jpg


お騒がせしました!

2009/07/01 4:21:02 | リンク用URL

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