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2011
前回の 「リードチェンジの落とし穴 2」で、質問を頂きました。
良い機会なので、ブログの中でお答えしたいと思います。
質問:その場ですぐさま手綱を引いて馬を止める
(この時はウォーというかけ声はしない)
ウォーというかけ声はしないで手綱引くのはパニッシュメントですか。どういう効果がありますか?
シートはどうしますか?ストップの位置に引きますか?
答: この作業はストップを目的としたものではありません。
パニッシュメントと言うわけではなく、運動をあらためて行うと言った意味のほうが近いと思います。
その他、馬の注意を乗り手に向かせるという効果もあります。
シートはストップさせるときのシートと同じです。
手綱は片手で持っているのであれば自分の方へピックアップしながら引き、
両手であればジーパンのポケットの方へ引いて止めれば良いと思います。
馬のレベルで使い分けて下さい。
質問: リードが変わるが前が右リードであれば左脚により右方向へしっかりと大きくサイドステップをさせる。
新たに右リードの駈歩発進をする。
この時、手綱をピックアップして肩と頭のコントロールを忘れないように。)
このときサークル運動であればサークルが小さくなりますが、具体的に何mくらい
サイドステップしますか
再発進の後はもとのサークルに戻しますか?新たな小サークルにしますか。
答: サイドステップは馬が脚に対して、軽く譲るまでしっかりとやります。
素直にしてくれても2〜3ステップほどして下さい。
再発進するときは、若干直線をロープするような感じで。
それから元のサークルへガイドしてください。
質問:ライダーが意図しないのにリードが変わった場合、
というのは
@本当に馬が勝手にリードを変える場合と、
Aライダーが脚のコントロールの未熟で無意識にチェンジの合図を送って馬がチェンジしたのを、
勝手に変えたと認識する場合があります。
どちらのケースも上記の方法がよろしいですか、ライダーは@かAか区別が付かないレベルです。
答: 馬はちゃんとしたリードチェンジの合図によってリードを変えるべきです。
ライダーのわずかなバランスの崩れで、ふれた脚によって変えるべきではありません。
その馬の勘違いを直す方法だと思って、上記の運動を試してみて下さい。
馬にしっかりと脚の入れ替えが合ったときにのみ、リードが変わるように理解してもらいましょう。
質問: 一つの方法として、リードを変えずにやる8字乗りがある。
左回り、右回りのサークルを同じリードを持続して行う運動である。
これをするときは、必ずリードに対しての外方脚で馬のヒップ(腰)を押し続ける。
(右リードであれば、左脚)
ノーズエキササイズで右リードにして馬の前寄りにスパーをあてて首を右にしたままセンターで
プレッシャーを強くすると左周りになりそのままカウンターキャンターの形になりますが
こちらは駄目ですか
答: おっしゃる運動は、馬の肩と頭をコントロールする目的が強いと思います。
ダメということではないですが、運動の内容が違うと思います。
私がお勧めしている運動は、馬のヒップ(腰)のコントロールを重点的に行うものです。
カウンタキャンターをしながら、馬のヒップを外へ押し出すべく脚を使ってください。
質問: 理由はいくつかあるが、ほとんどがアライメントをくずしたために起こる。
アラインメントというのはどういう意味ですか。
答: 説明をなるべくわかりやすく、日本語に訳しながら書いたりしていますが、
この「アライメント」に該当するような日本語が頭に浮かびません。
馬の頭、肩、腰を線で結んだときのラインとでもいいましょうか。
腰から背中を通して肩へ、肩から首を通してうなじ、鼻先に行き着くまでの、
馬の力が流れるラインとでも説明できるでしょうか。
突き詰めると難しくなるので、簡単な例えを説明します。
車にはアライメントという言葉が使われますね。
アライメントの狂っている車は、直線でハンドルを真っ直ぐさせて、
ハンドルから手を離すと左か右へ寄っていきます。
真っ直ぐ走ることができません。
また、人に例えるのであれば、運動をしていないほとんどの人は、体の左右のバランスが崩れています。
どちらかの肩が下がっているとか、左右の腰の高さが違う人もいます。
そのような状態で真っ直ぐ歩くことは、難しいですよね。
馬もそれと同じ事が言えます。
レイニングなど馬場的要素のある動きをさせるには、ダンサーがやるような柔軟運動や、
バランスをとる訓練が必要なわけです。
馬に柔軟性が出て、自分でバランスを保てるようになると、マニューバーもきちっとこなせるようになってきます。
馬の初期的調教は、この柔軟性やバランスを作るための作業がほとんどといっても過言ではありません。
馬のアライメントがちゃんとしているかどうか、
この一つの判断方法として、例えばサークルをルースレーンで、拳を馬の背峰に置いて運動してみてください。
ほっておいても馬が内に寄れたり外へふくらむということがなく、安定感がありますか。
また、ルースレーンで直線を走った場合、やはり拳は背峰に置いている状態でも、
寄れることなく一本の線上でロープ(駈歩)あるいはウォーク、ジョグ (常歩、速歩)ができますか。
上記のことは、仕上がっている馬でも運動の始めはきちっとできないので安心してください。
そのための準備運動があるわけです。
2011/03/17 23:17:33 | リンク用URL
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