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2016
ブレーキング(馴致、初期調教)とは、簡単に言うと、
「馬がその背に人を乗せ、騎乗者の合図に従って行動できるようにすること」だと思います。
昔々なら、裸馬にまたがり、暴れ馬を乗りこなす・・・なんてワイルドなこともしていたんでしょうが、危ないので私はやめておきます(笑)
いきなり馬に乗るのではなく、乗った時に困らないようにいろいろ準備をしておきます。
まずは、ラウンドペンの真ん中に人が立ち、追いムチ(馬を追うための長いムチ)と
舌鼓(チッチッという舌打ち)と声を使って、舌鼓をしたら走る(舌鼓だけで足りないときは追いムチも使う)、
「ウォー」と声をかけたら止まる、という約束を作っておきます。
これは、初めて乗る時 馬は手綱や脚での合図を知らないため使えないので、
音声での指示に従うようにしておくためです。
これと平行して、馬が背中に物を乗せられるのに慣らしていきます。
まずはパット(馬の背中と鞍の間に敷く座布団のようなもの)を乗せます。
馬が嫌がってトコトコ歩いてしまっても気にせず、でもパットが落ちてしまわないように支えながら馬が落ち着くのを待ちます。あきらめて立ち止まったらパットを降ろしてあげます。
これをくり返し行います。
パットに慣れたら次は鞍でも同じことをします。
初めは乗せるだけで腹帯(鞍を固定するための帯)は締めません。
なので、落とさないように注意しながら 馬が「鞍」というものを受け入れるのを待ちます。
チビちゃんはパットも鞍もすぐに慣れてしまいました。
のほほんとした子です(笑)
さて それでは、走ることと鞍を乗せることを同時に行います。
(まだ 人は乗らない状態です)。
鞍を乗せ、鞍がずれたり落ちたりしないように腹帯を締め、放します。
すると・・・。やはりチビちゃんはのんびり歩いたり、立ち止まったり・・・。
普通の馬(?)は、ここで跳んだり跳ねたりダッシュしたりして鞍を落とそうとするものなんですが・・・。
ま、いいでしょう。おとなしいのは良いことです。
次は 舌鼓と追いムチを使って走らせてみます。これも素直に指示に従って走ります。
うん。良い子だなぁ。・・・と思ったら!
突然の猛ダッシュ!
今頃 背中に鞍が乗ってることに気づいたようです。・・・遅ッ。
これは人が乗ったときもやる可能性が高いので要注意です。
馬にも色んなタイプがあるのですが、チビちゃんは何かから逃れようとするとき
ダッシュするタイプのようです。
ここでも 慌てず急がず、馬が納得して落ち着くのを待ちます。
馬が落ち着いたら声をかけて止め、手前(回る方向)を変えてまた走らせます。
これを何回か繰り返し、落ち着いて走るようなら終わりにします。
ブレーキングをしてて面白いと思うのは、馬が慌てたときになだめないことです。
走っても暴れても黙って見てるだけ。馬自身が納得するまでほっておく。
私は自分自身があわてんぼうなので ついつい声をかけて落ち着かせたくなってしまうのですが、「馬」と「試練」の間に 人間が入らない方が事はスムーズに運ぶようです。
たくさん勉強して チビちゃんと一緒に成長したいと思います。
2016/07/05 0:45:55 | リンク用URL
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