アメリカ・ノースカロライナ州にある日本人向けの牧場「グリーンウェイランチ[GREENWAY RANCH]」ブログ

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Jun

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2016

ウィリー日記 H (長峰彩子)

この頃 順調にステップアップしている様子のウィリー。
新しいピカピカのくつ(蹄鉄)を履いて ご機嫌な雰囲気 (*^_^*)
・・・と思ってるのは 私だけかな・・・?

せっかくスライディングプレートを履いたので、ちゃんとスライディングストップの練習もしています。
装蹄後 初スライディングストップの写真です(下)。

100_3742.jpg




・・・分かりますか・・・?
写真の左側から右側に向かって、上下2本のラインが見えると思うのですが・・・。
う〜ん・・・。少々分かりづらいですね(笑)
ストップの後にバックをさせるので足跡が分かりずらくなってます。

本物のスライディングストップの跡は、もっと後肢に体重がのってる状態で滑るので
ラインもしっかり見えるし、滑る距離も長くなります。
でも、ウィリーの今の段階では 「ウォー」というストップのかけ声できちんと止まる動作
をすることが重要で、バランスバック(後肢に体重がのってる状態)は二の次です。
二の次なんですが、停止した後 後退をさせて「後肢に体重をかけるんだよ」
ということを話しておきます。
すると 「停止」と「後退の姿勢(バランスバックした姿勢)」が結びついて
ストップの合図を出すと、バランスバックした姿勢で止まろうとするようになるとのことです。


ところで、最近の私といえば・・・、停滞もしくは後退ぎみです(T_T)
サークル運動をするとき どうしても内方でひっぱってしまうのです。

馬:内側をひっぱられる
      ↓
馬:肩がフレームからはみ出す
      ↓
人:外方の壁があまいから逃げるスキがたくさんある
      ↓
馬:外にふくれる

という悪循環。みどりさんに何度も何度も何度も注意されてるのに 直せない・・・。
「もう、馬がどっか行っちゃってもいいから、内方は引っ張らない!」
と決意して 外方手綱と外方脚だけでサークルをしてみたら・・・意外!
内方を引っ張ってる時より 馬が外にふくらむ力が小さい・・・。
つまり 私が引っ張るから肩が逃げるのであって、引っ張らなければ馬は
そこにいる(なにもしない)、と言うことです。
それでも 私がつけてしまった外にふくらむクセは残ってるので、ひたすら外方手綱&脚
でのガイドで直していくしかありません。

常にコンタクトを取っている状態で乗るのが当たり前だった私にとって
「馬が自由な状態で 自ら動いている」というのは かなり難しい調教法です。
もちろん調教中はコンタクトを取りますが、取りすぎると馬は自ら動こうとしなくなります。
小さな動きを見過ごさずにピンポイントで最小限のコンタクトを取って教えていかなくてはなりません。
みどりさんに言われていることや レイニングホースの目指すもの、というのは
なんとなくわかるのですが、自分の実感として掴めていない物が多いので
なかなか上達しません。

そんな 落ち込み気味な私に ウィリーがプレゼントをくれました。
とっても上手なスライディングストップです(下の写真)

100_3763.jpg



しっかり両後肢に体重がかかっています。そして、2mくらい滑っています!
ありがとう、ウィリー!!





2016/06/06 0:54:26 | リンク用URL

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