アメリカ・ノースカロライナ州にある日本人向けの牧場「グリーンウェイランチ[GREENWAY RANCH]」ブログ

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Apr

20

2019

いっちゃんのブログ30「分かるけど、分かんない」

こんにちは、いっちゃんです。
日本も新しい元号が発表され、少しだけフレッシュな気分で4月を迎えました。

最近のノースカロライナは、時々寒くなる時があるものの、おおむね暖かく過ごしやすい気候となっています。

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私、いっちゃんもグリーンウェイランチに来て約10カ月になりました。
乗馬技術、特に馬術的な要素に関しては、全然まだまだ未熟でお恥ずかしい限りですが
調教のお手伝いで、馬を緊張させず運動させたり、ゲストさんが騎乗する馬の下乗りくらいは少しずつ出来るようになってきました。

担当馬のダイヤモンドも、以前かいたブログのような困る(私にとっては)行動もほとんどしなくなり
次のステップへ進む段階の中、私が次のステップに進む準備ができていなくて頭が下がる思いです(;´・ω・)

馬術的要素に関しては、ダイヤモンドの方が実は色々知っていて
騎乗している時に少しその片鱗を味わったりしているのですが、それはダイヤモンドがやっているだけで
私が引き出した要素ではないという…うーん、悔しい。

他の馬に関してもそうです。
エンター然りガナ然り、単純な運動では私がリードする事が可能でも
馬術的要素になってくると、とたんに彼らにリードされちゃいます。

私の中の「迷い」や「分かってない部分」を、彼らは良く分かっていて
馬たちの気分やモチベーションがある時は、私の指示を良いようにとってくれて上手く事が運びますが
そうでない時の上手くいかなさったら…ほんと悔しい。

しかし、私も分からない所を分からないまま終わらせる気はありません。
最近の課題は「馬が重心を後ろにもっていく感覚」です・
この感覚を掴もうと、頭を悩ませています。

馬がハミ受けをして、頭を下げる感覚は分かってきたのですが
私がやれているのは、ただそれだけ。

ハミ受けの本来の目的は、ハミ受けしたことによって馬が肩をグッと上へ持ち上げて
全体が丸くなるというか…後肢に重心が行くというか…
とにかく体全体に作用することなんです。

恐らく一見みただけでは分かり辛い違いかもしれませんが
この違いは、この後のスピンやスライディングストップに関係してくるため、疎かにできないポイントになります。


と…語るのはいいんだけど、頭では理解してても体でその感覚をつかんでいないため
分かるけど!…言いたいことは分かるけどできない!!

そして、この感覚を理解しないとダイヤモンドにバックを求める時に間違ったバランスのままGoodを出しそうで怖い私です。
この前もウェリーに乗って、曖昧なまま終わってしまったし、中途半端はいけないと自分を戒めた所なので…(;´・ω・)

だいぶ鞍数乗ったので、馬がちょっと跳ねたり、急に方向転換したりピュンと走りだしたりしても動じなくなり
成長したな〜と思うものの、馬術の世界の深さを馬たちから教えてもらい、なんて深い世界なんだろうと思ったりして^^

でも、普通に生きていてもそうなんですよね。
今まで生きてきた過去を振り返ると、「ああ成長したな」と思う部分もあれば、先を見れば「何だ壁はまだまだあるじゃないか」と思います。

乗馬でも人生でも、今まで培ってきた経験、乗り越えられないと思っていた壁を乗り越えたから現在がある。
そして、私にはこれからも壁はあるけど、馬たちとのらりくらりと乗り越えていくんだろうなという確信めいたものがあります。

そのため、最近成功しても失敗しても、心は穏やかです。(失敗したときも穏やかじゃダメかな(笑))

これからも一進一退、トライ&エラー。
悪かった部分もエラーの部分も、成長するための栄養剤として前向きにとらえていきます^^


まぁ、そのたび馬の調整で困るのは先生(みどりさん)なのですが(-_-;)
毎度すみませーん!! これからも胸をお借りします。頑張るから許して下さい💦


こんな調子ですが、残りの期間も目一杯楽しみます♪

ではまた次回!




2019/04/20 10:52:10 | リンク用URL

Apr

15

2019

みどりのThat's 録 (看板作製・開拓者精神)

アメリカは開拓者の国。
グリーンウェイランチを作り、様々な牧場の作業を自分でやるようになって10数年、
アメリカという国に対する私のイメージは「自由」から、
挑戦する精神と独立独歩で成った「開拓者の国」というイメージに変わっていった。

その昔、ヨーロッパから新天地を目指してこの大陸に渡ってきた人たちが
限りない好奇心と目的に向かってアグレッシブに行動する精神を持っていなければ
超大国として君臨する今のアメリカの姿はなかったと思う。

アメリカで牧場を経営していくうちに築かれた人間関係から
私は日本では珍しい気質、すなわち開拓者精神を持ち
目標に向かって突き進む強く逞しい人たちと接する機会に恵まれている。

周囲は馬の牧場も含む農業関係者が多く、
女性も男性に負けず劣らず厳しい労働をこなし
男性は自分の知識の限り物を修理したり作ったりする。
広い大陸を開拓してた時代にトラブルが生じても
助けが来るのはいつになるか分からないから
「自分で何とかする」 という精神が根付いているからかもしれない。

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訪れる研修生が女性でも、自分たちで修理できるものはする、
作れるものは作るというのがグリーンウェイランチの考え方。
意外にみんな楽しんでやってくれるのは嬉しい。

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余談になってしまうが、
人の事に干渉せず、接客に関してもサービス精神の乏しいアメリカ人と
日本へ帰国した時に感じる、恐縮するほど見返りを求めない日本人の
「おもてなし」精神の違いに驚く事がある。

どちらも国民性から来る他人に対しての行動の違いだが
人がトラブルに巻き込まれた時に躊躇せず手を差し伸べる傾向は
アメリカ人の方が強いようだ。

これは私が実際に経験したことだが、
以前トラックのタイヤがバーストしてその勢いでフェンダーの一部が破損し
道路に落下した時があった。

近所の田舎道で起こった出来事で、
トラックを止めて破損した部分を拾うため道路際を歩いていたら、
通りがかった地元の農家の人と思われる男性が
「大丈夫か? 助けが必要か?」
と声をかけてくれた。

あるケースでは、以前所有してた古い車を運転していた時。
高速道路を降りてショッピングモールの駐車場に
向かう途中でエンストしてしまった事があった。
惰性で駐車場の入り口までは行けたものの、そこで力尽きた所を
近くにいた男性が気が付き安全な場所まで私の車を押していたら
すぐに他の人も加わり車の移動を手伝ってくれた。

トラックの時にしろ、乗用車の故障の時も躊躇することなく、
助けてくれるアメリカ人の行動力には胸がすくものがある。
日本人は人が困っていても恥ずかしいのか、あるいは行動する前に考え過ぎるのか
なかなか手を差し伸べることができないような印象がある。

このような日本人とアメリカ人の国民性の違いは、
片や島国で単一民族、片や大陸で多民族という国家的環境や
異なる気候風土とその国の歴史で培われてきたものなのだろう。

さて本題の続き・・・

最近、日本でもDIY(Do It Yourself) というのが浸透しているようだが、
アメリカはDIYをさらに進めて自宅で商売にする人が多い。

ジミーおじさんが友人を通して見つけてくれたディーゼル車の修理屋さんも
自宅の裏にガレージを作って作業場にしてるし、
トヨタ車の塗装を頼んだ人もやはり自宅を仕事場にしている。

彼らは常駐する人を雇わず、自分で出来る作業は一人で行い
人の手が必要なときは、知り合いに手伝ってもらう。

依頼された修理を、責任を持ってやってくれるDIYの人が見つかれば
会社組織にして宣伝している修理工場より費用も安く上がり
店を構えている本人が修理するので、ディラーより融通がきく。

ジミーおじさんは、
彼が直接知る修理屋さんに私のトラックを任せたわけではないので不安だったようだが、
修理が終わって戻ってきたトラックは快調なエンジン音と共に力強い走りをしている。
















2019/04/15 22:07:02 | リンク用URL

Apr

03

2019

いっちゃんのブログ29「細かい手綱さばき?いや初めはダイナミックな体さばき!」

こんにちは、いっちゃんです。
もうノースカロライナも冬が終わりそうです。
今年は一度も雪が積もりませんでした!

さて、暖かい時期になるまで何日かな…
季節の変わり目なので、馬たちも風邪予備軍がチラホラ…
朝、馬房に訪れると盛大に鼻水が出ていたりして
笑っていいんだか心配した方がいいんだか…

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食欲が無く、元気がない様子だと心配するのですが
馬たちは毎日元気にご飯をモリモリ食べているので
気候が落ち着いたら、体調も落ち着くことでしょう^^

私たち人間側も、馬場が乾いた頃を見計らって
馬たちと運動しています。

今回のブログは、私が最近乗ってて気がついた事を書こうと思います。 

何度も、このブログで書いた通り
私はグリーンウェイランチに研修に訪れるまでは
「馬術」というものを全然理解していませんでした。

そのため、馬はハミでコントロールするものだと思っていたし
それは、無意識にすり込むように私に沁みついた概念でした。

今でも、その癖はたまに出ます。

しかし、最近みどりさんやギル先生の乗り方を見て
騎乗時に、馬の動きが良い場合はリリースとして、ラク〜にリラックスしてまたがっている時と

馬に頑張ってもらう時、駈歩のスピードを上げたり、ハミ受けをしてもらう時、エクササイズをする時などは
体を馬に柔軟に合わせて、時には体全体でプッシュしたり
簡単に言えば、体を大きく使っている事に気がついたんです。

何だかそれが、私にはひどく羨ましく感じました。
だって、人馬一体!って感じがするし
騎乗姿がとても安定しているように見えるからです。

そこから、また真似っこ練習を密かに始めると
段々と効果が出てきたんです。

傍目にはどんな風にうつるのか分りませんが
自分の感覚で言うと

・座位が以前より安定した為、扶助を入れやすくなった
・ガイドする時に馬を混乱させる事がグッと減った

この2点が大きく変わりました。
馬とフィーリングを合わせるのも、以前よりグッとやりやすくなったように思います。

そして、ハミに焦点を当てる自分が段々と薄れ
体全体に焦点を当てる事により
以前より馬たちを自分と共にダイナミックにノビノビと運動させる事ができているように思います。



こういう風に小さいことの積み重ねでも
一個一個クリアしていく事は、とても大きな事だと感じています。

そして、クリアできたのは
今までの少ないながらも確かにあった騎乗経験と
生意気な私に、懇々と教え説いてくれた人たちのおかげだなぁと、しみじみ思っています。

あ〜、あの時は全然意味わからなくて
言葉だけ丸のみしてたけど、聞いてて良かった(笑)

こういう助言は、いつ発芽するか分からないもんですよね。

これからも、助言は自分の中にどんどんストックして
発芽させていこうと思います^^


一番最初に馬に乗る事を教えてくれた方の名言
「まずは、ワイルドに乗れ!!」


ではまた次回!




2019/04/03 0:32:27 | リンク用URL

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